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#手紙

手紙

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泣き腫らして真っ赤になった目元、鏡に映った自分はまるでうさぎのようだった。
近くにあったティッシュを取り、鼻をかんだ時、玄関のチャイムが鳴り響いた。

「郵便でーす」

こんな泣き腫らした顔では外には到底出られやしない。
まあ、郵便を受け取るくらいならいいだろうと、顔を上げないようにして鍵をひねる。

「えっ」

扉を開けると、来訪者と目が合ってしまった。
下を向いたままではあり得ないことだった。

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