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研究員の小さなつぶやき

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夢の中でも微生物のことを考えているような毎日ですが、微生物じゃない日常もちゃんと持っています。にんげんだもの。 異分野に首をつっこむのが大好きな研究員のつぶやき。
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記事一覧

風邪をひいたあとは、風邪をひく前より体調がいい気がする

今日はひとりごとらしいひとりごとを投稿します。 風邪をひきました。 20代の頃は風邪なんて…

腐葉土になりたい。 〜生きづらい人は、みんな生物学に癒やされればいい

この世の中は生きづらいという言い方がよくされるけれども、そのなかでも特に生きづらい人たち…

猫は絶対に実験に使うな 〜科学の限界と芸術の創造力

科学者には、運動好きと芸術好きが多い。 これは別に統計に基づくわけでもなんでもないことだ…

ドキンちゃんのキンは「菌」なんじゃないかな

知らなかった。 世界がこんなにもアンパンマンにあふれているなんて。 スーパーにも、小児科…

うまれてはじめて味噌をつくった微生物研究員の記録。

味噌は好きですか? 私は毎日昼も夜もお味噌汁を飲むほど、好きです。 こっくりしていて、「…

車輪を再発明しながら生きていきたい 〜研究の新規性について思うこと〜

あなたが三国志時代の武将だとして、3日で矢を10万本作らないといけないとする。できなければ…

動物園に行ったら、すさまじく非日常な多様性の世界だった

秋のある晴れた日。 2歳になった娘と一緒に動物園にでかけた。 最後に動物園に行ったのは、たぶん中学一年の遠足のとき。 あれから20年。動物たちはどうしているのだろう。 車を駐車場に停め、入園ゲートで券を買う。 ベビーカーを借り娘を乗せたが10秒で降りたがったので、ベビーカーはそのあと園を出るまで荷物置きになった。 そして彼/彼女はいきなり現れた。 動物はうんと遠い存在になってしまった象。 写真でもイラストでも、数えきれないくらいみたことがある。 もちろん実際に見たこ

科学は物語をつくれるか。曖昧さを抱えること。

科学は多くの人を救ってきた。 科学は事実を取り出し、公平に思考することを許してくれる。 わ…