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見落とし注意!URLパラメータの重要性について

こんにちは、デジタルマーケティンググループ所属の篠原です。

ECサイトやブログを運用している方は、定期的に「どんな人が見に来てくれているんだろう?」と疑問に思うことはありますよね。
自社サイトの訪問者を知ることで、来た人がより使いやすく、買いやすくするためにサイトをより良いものにする案が思い浮かびます。

では「どんな人が見に来てくれているんだろう?」を知るためには、GA4などの分析ツールで調べてみよう!
……と思って触ってみたもののも、何も分からない!そんな相談をいただくことがあります。
ユーザーが訪問してくれているのは分かるけど、どこから来たのかの詳細が計測できていないというのは、結構ありがちなミスなんです。

そんなミスを起こさないために必要なのが「URLパラメータ設定」です。

前置きが長くなりましたが、今回はそんな見落としがちな「URLパラメータ設定」について説明させていただきます。


URLパラメータとは何のか?


URLパラメータとは、サイトの情報を変数で表したものです。
『流入元』情報をパラメータとして設定することが基本となります。

https:// ~~~.co.jp/ ?utm_source=○○○&utm_medium=△△&utm_campaign=×××&utm_content=◇◇

皆さんがよく見るURLはこういった形式かと思います。このjp/の以降の文字列がパラメータです。

そのWebページへは「どこから来たのか」という情報になるため、サイトの分析をする際に必要不可欠なデータなのです。

『流入元』とはどういう情報なのか?


流入元(もしくは参照元)と呼ばれているデータは、前述の通り「どこから来たのか」が分かる情報となります。

例えばを挙げると、
・複数の広告を出稿の場合、どの広告からのアクセスなのか
・メールのアクセスなのか、LINEからのアクセスなのか
などです。

パラメータを設定しておくことで上記の情報が分析ツール内で、一目で把握することが可能になります。

具体的にどんな情報が分かるの?


パラメータは単純に「どこ」だけをざっくり把握するための情報ではありません。
「どこ」をさらに詳しく見ることができます。

メールを配信したとき、どのメールからなのか・どのコンテンツなのかがはっきりわかるようになるのです。
先ほどのサンプルURLに当てはめて考えてみると…

https:// ~~~.co.jp/ ?utm_source=mailmagazine&utm_medium=email&utm_campaign=230601

これで2023年6月1日に配信したメールマガジン内のコンテンツから来たということが分かります。

上述のパラメータを設定しないと、「どの種類のメールの、いつの配信なのか」「何番目のコンテンツをクリックしたのか」が把握できなくなってしまいます。

いつ送ったどんなメール、どんなコンテンツの見せ方をするとユーザーはサイトに見に来てくれるのかを知るために必要な情報が詰まっているんです。

パラメータの種類は?


どんなパラメータをどういう文字列で指定するのか迷うかもしれません。
しかし設定方法には一定のルールがあります。

このように、パラメータごとに設定すべき用語が定まっています。
覚えていてほしいのは、参照元とメディアのパラメータは設定必須であること。
ここが設定できていれば、広告なのか・メールなのか・ソーシャルメディアからなのか、最低限把握が可能になります。

気を付けることは?


パラメータ設定時に注意をしなければならないことは、ユーザーにもわかってしまう、ということ。
パラメータはURLにくっついている情報なので見えてしまうのです。

パラメータを削除してもサイトへはアクセスが可能です。
そのため、わざとパラメータを削除し、流入元データがない状態でサイトへ訪問しにくるユーザーも0ではありません。

だからこそ、ユーザーが不快に感じるような単語の設定はやめましょう。
例えば、ユーザー属性が分かるような単語(性別・年齢など)の記載は避けるべきです。

どうしてもユーザーの属性を表すような値をパラメータとして設置したい場合は、ユーザーからは理解できないが、サイト管理者側には必要データとして理解ができるような表記を行うようにしてください。

まとめ


どんな人がどこから来ているのか、それが分かるとよりユーザビリティの高いサイトにするにはどうするのかを考えるデータとなります。
メールでも広告でも、パラメータはしっかりと設定し、自社サイト訪問者のデータを活用していきましょう!

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