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朝日

寒くて目が覚めた朝

初めて触れたトゲのように

知らない痛みが ぼくを刺す

小さく震えて

トクトク揺れる 朝焼けを写した


なんでだろう

部屋の片隅でひとり 朝日に照らされて

生きることの意味と その孤独を

反芻している気になった


海辺の板張りの部屋でひとり

朝に焼かれるぼくは

なぜだかわからないけれど


“生きなくては”と

そう 強く思った


















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