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不安なときは

不安なとき だいたいの事が嫌になったとき

ぼくを守ってくれる簡易シェルターがある

これがその場所の写真



不安が強く もう嫌で仕方なくなったら

あなたも一度そこに逃げてみて欲しい

今回はその場所をお教えする。



ベッドサイドのテーブルランプだけ点けて

布団を頭からすっぽりかぶり

自分が卵の中に入ったかのように

丸まって寝転んでみてください

この時、布団は薄い色のものがいい

明かりが透けて入ってくるような色のもの


手は親指を軽く握って 胸の前に

何も考えず 耳の奥の方から聞こえる

自分の心臓の音に集中して

目は開けていても たまに閉じても大丈夫

もうそれで

あなたはそのシェルターにたどり着いた


うっすら見える布団の中の景色は

柔らかな明かりに包まれて

何だか安心するはず


ここはどこかに似ている

ぼくは昔から不安になるとこうしていて

あぁ、そうだと思ったことがある

母のお腹の中に似ているのではないかと

みんな1度は居た場所だろう

覚えていなくても

身体の中の何かが覚えているのかも知れない


ぼくらが守られていた頃の記憶を



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