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統合失調症患者のご家族におすすめの本

みなさん、こんにちは。お読みいただきありがとうございます。
最近は精神病ネタが続いていますが、今日もそうです。

僕は統合失調症ではないのですが、学生のときにお付き合いしていた方がそうでした。どうにか良くなってもらおうと、色々と本を読んだり、いろんな人の話をきいたりしていました。そのなかで出会ったわかりやすい本をご紹介いたします。
著者は早稲田大学卒業で、かなり頭の良い方なので、難解な本を読んだり、ビートルズの曲について独特の解釈をしており、そういった面からもおもしろいです。また、発病前後はアニメーターをされており、アニメ版タッチ75話の演出を担当された方です。ご家族や身の回りの方に統合失調症患者の方がいらっしゃる方は、ご本人がどのような思考をしているかということを知りたくなったことはありませんか?ご紹介する本の人は、統合失調症的な病気の方で、記憶力が抜群なので、あらゆる出来事について、事細かに書いてあります。

どんなことが書いてあるか

著者が出会った人々のことや出来事に対する考え、病気をどのように捉えているかについて、細かく書いてあります。どの出来事も印象的で、またなぜそのようなことをしたのかを丁寧に書いてあるので、わかりやすいです。病気のことを知りたいというのもありますが、単なるエッセイとしても、とてもおもしろい本でした。
精神科に入院したときの話のほか、幻覚妄想の経験(本人は発狂と書いていますが)に関する具体的な記述(視界がオレンジ色に変わったなど)やそれに関する解釈(どちらかというと祝福のように捉えられているようです。)恋愛模様や仕事との付き合い方、家族や職場の方々のあたたかな支援について、書いてあります。ちなみに自殺に関する話はかいてありませんので、そういった話題や描写がNGな方にもおすすめです。
この本の末尾には、著者からのメッセージがありますが、そのメッセージは病気になる前、統合失調症の彼女と付き合っていたころだけでなく、自信が双極性障害になった今でも教訓として心に刻まれています。

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