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『バイアスとは何か』

 我々の日常的な認識や意思決定において,バイアスが大きく影響しています。バイアスの種類には,

確証バイアス(confirmation bias)

ギャンブラーの誤謬(gambler's fallacy)

セルフハンディキャッピング(self-handicapping)

後知恵バイアス(hindsight bias)

内集団バイアス(in-group bias)

単純接触効果(mere exposure effect)

など様々なバイアスが存在します。上記の「バイアス」は大学入試の英語長文でも,近年取り上げられたことのあるものです。

 最近出版された本の中に,『バイアスとは何か』(ちくま新書)があります。

 上記で紹介したもの以外のバイアスについても,もちろん書かれています。

 我々がいかにバイアスに左右されているか,そして,今まで意識していなかったことが実はバイアスによるものだったなど,新たな発見があり面白い本です。

 また,「受験のために本を読む」というわけではありませんが,現代文や英語長文で頻出なので,受験生は必読と言っても過言ではありません。受験で出題される文章は,

今世の中ではやっている学問分野

世界で話題になっているテーマ

高校の科目では学べないけど,知っておいてほしいテーマ

であることが多いです。だから,受験きっかけに読書をすることは,一見「受験のため」と思われるかもしれませんが,結果的には「面白い本を読める」ことにつながります。だから,それはそれで一つのきっかけでいいのではないでしょうか。

 関連書として,以下のような本もあります。


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