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仕事のサイズが大きくならない人の特徴

『私の評価基準』は、僕が率いている営業チームメンバに向けて毎週送り続けているメールをコピペしたものです。
メールを送る目的はチームの方向性を合わせることです。僕が高い評価を与えたくなる行動や、好きな考え方をメンバに言葉で伝えたいのです。逆に、僕がやって欲しくない行動や、嫌いな考え方も伝えたいと考えています。
僕が自己啓発としてインプットした中でも「これは良いな」と思ったことをベースに、僕自身の考えや経験を加えたものになっています。だから、普遍的な内容が多く「どこかで誰かが話していた/書いていた」内容が多く含まれています。

キンコン西野さんがVoicyで話されていた内容が面白かったので、僕の言葉で要約しながら簡単に紹介します。

その後に、これに対する僕なりの解釈を交えながら「私の評価基準」をお伝えします。

では、まずは西野さんの話の要約です。

■成長するためには、いまの目の前の仕事を辞めましょう

自分の能力以上の仕事は舞い込まないもの、ということは理解できるでしょうか。

例えば、サッカーを始めたばかりの人がレアル・マドリードのトップチームと契約する事はありえないですよね?

まずは草サッカー(少年サッカー)から始めて少しずつ上手になり試合に出られるようになる。

そして、次にその1つ上のステージで戦えるようになる。

これはどの仕事も一緒です。

例えば、30点の仕事しかできない人にはせいぜい40点ぐらいの仕事しか舞い込みません。

でもその仕事を頑張って40点の仕事を完璧にこなせるようになると、次は50点ぐらいの仕事がやってくる。

それを受けて今度は50点の仕事ができるように成長するもの。

これが普通の成長モデルです。

でも、実際にはこの成長モデルに乗れない人が多いのです。

その理由は「スケジュールを今の仕事で埋めてしまっている」から。

埋めるのは良いです。

でも、次のレベルの仕事のオファーが来たら、いまやってる仕事を辞めて、上のレベルの仕事に着手しなければいけない。

もちろん辞め方に注意は必要です。

キリの良いところまでやってお断りする、とか、後任者を探してその教育まで終わらせてからお断りする、とか。

ただ、多くの人は、今の仕事を辞めるということができません。

その結果スケールの大きな仕事が出来ない人になるのです。

これは、その人にとってだけではなく、その人を雇っている会社にとっても悲劇なのです。

■ポンコツマネージャーでは『極楽とんぼ 加藤浩次』を売れっ子にできなかった?

西野さんの話を聞いた時、お笑いが好きな僕は、お笑い芸人でこの話を考えてみました。

芸人の「出世コース」って色んな考え方があると思いますが、一般的にはこんな感じではないでしょうか。

・前説(TV収録が始まる前に観客を盛り上げて空気を作る) 
 ↓
・ひな壇(TV収録中に10秒くらいでおもしろコメントする)
 ↓
・MC(自分の番組を司会者としてまわす)

例えば、いまは売れっ子MCの『加藤浩次』さんも前説からスタート(したはず)です。

そんな加藤さんのマネージャーが「前説で人気が出始めた」と喜んで前説の仕事ばかり取ってきて、ひな壇やMCの仕事は「受ける余裕がありません」と言って断っていたら…?

あなたが「よしもと」の社長ならこんなマネージャーはクビにするはずです。

単価の安い仕事でスケジュールを埋めて、単価の高い仕事を断る…あり得ないですよね?

■低いレベルの承認欲求満たして満足するなよ

さて、ここで、僕たち会社員の場合を振り返りましょう。

僕たちには芸能マネージャーのような人はいなくて、全てを自分自身でやらなければいけません。

・安い単価の仕事から高い単価の仕事に切り替える

・そのために仕事を断ってスケジュール調整する

全部、自分の仕事です。

できなければクビになってもおかしくないのです。

では、なぜできない人が多いのか?

ある程度のレベルの仕事ができるようになると「自分が無理しなくてもできてしまう仕事」なのに、周りの人からは喜ばれる

  ↓

そして、承認もされる

  ↓

そんな状況に居心地が良くなってしまう

からだと思います。

もっと高みを目指せるのに、低いレベルで承認欲求が満たされてしまって断れなくなってしまうのです。

要するに、ぬるま湯が気持ちよすぎて抜けられなくなってしまう、ということです。

そうすると、その仕事を断って次の難しい仕事にチャレンジしなくなってしまいます。

本来ならば、もっとレベルの高いステージで戦えるのに、そのチャンスを捨ててしまっている人が多いということ。

西野さんのようにサッカーで喩えるならばこんな感じでしょうか。

レアルのトップチームでやれるほどの才能があるのに、アマチュアの試合で「うまい」と褒められることに気持ちよくなってしまい、サラリーマンしながら草サッカーをすることに満足してしまうようなもの。

そして、そういう人に限って

「本当はもっと難しい仕事やりたいけど目の前の仕事が忙しくてできない」

「会社は自分の成長のチャンスを奪っている」

「もっとうまく仕事を振り分けられない上司が悪い」

と他人の責任にしがちです。だって、その方が楽だしね。

でもね、覚えておいて欲しいんです。

みなさんの上司としては言ってはいけないのかも知れない。

でも、上司だからこそあえて言っておきたい。

お前ごときの人生を真剣に考えてくれるような暇な人間はそんなに多くないぞ。

自分の仕事くらい、自分でマネージメントできるようにならないと死ぬぞ、バカ。

いま、世の中では組織に属さずにフリーランスで働く人が増えています。

自分で自分の仕事を営業し、

自分で仕事を確保し、

自分で給料をもらい、

自分で確定申告する

そういう人達です。

こういうフリーランスを目の前にすると、組織人がゆえに生まれる↑↑↑のような甘ったれた考えが負け戦のきっかけになり得ますよ、ということを言いたいのです。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。


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