ご存知ですか?中国において、日本人は年々モテなくなっています。
中国において「日本人が相対的に貧乏になっている」という事実を、体験を例にしてお伝えします。
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2010年ころまで、ボクはたくさんの中国人女性から「結婚して欲しい」とお願いされました。
でも、最近は全く言ってもらえません。
確かに、あの頃から比べると歳をとって、見た目は確実に老けました。
でもそれが原因ではないのです。
いまの見た目は良くないけど、じゃあ2010年は見た目が良かったか?というとそんなことは絶対にないから。
じゃあ、今はあの頃と比べて何が違うか?
いまの方が貧乏です。
もちろん、給料は増え続けています。
小遣いも増え続けています。
でも、そのスピードよりもはるかに速いスピードで中国人がお金持ちになっているのです。
要するに、
むかしは「日本人と結婚すれば裕福な暮らしができる」と信じている女性がたくさんいた
ある時期をさかいに「日本人って本当にお金を持ってないよね」と正々堂とハッキリと言うようになった
こういうことです。
■足裏マッサージ店で働く女性たち
2007年に初めての海外駐在生活を始めたボクは、ほぼ毎日「足裏マッサージ店」に通っていました。
当時は「知り合いがいない」「移動手段がない」「飲み歩く金もない」という ”ないない尽くし” でした。
そんな人間にとって、時間つぶしに最適な場所だったのです。
当時、70分で500円くらいだったし、とにかくみんなしゃべるの大好き。そこで中国語会話のレッスンもできていました。
そんなお店のマッサージ師の子たちに結婚をお願いされまくっていたという話です。
彼女たちがしてくる質問は決まってこんな感じでした。
・どこから来た?
・名前は?
・何歳?
・なんで中国に来た?
・会社は日系か?
・給料は毎月いくら?
最初は全く聞き取れなかった中国語も、毎日こんなテンプレ質問され続けると聞けるようになるし、答えられるようになりました。
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そんな中、強烈に印象に残っている女の子がいます。
その子はテンプレ会話の途中にとんでもない質問をぶっ込んできました。
「私のふるさとは○○だ。一緒に行ってみたいと思わないか?」
当然「なんで?」と聞くんですが
「私の両親に会って結婚を認めてもらうため」
と普通に返してくるんです。
「会ってまだ30分くらいだよ?結婚なんて決められないでしょ?」
と返すと
「大丈夫だ。それだけ給料もらってたら結婚は認めてもらえる」
と。。。
パニック!!!!
彼女の言うことが理解できません!
みんなそうですよね?(笑)
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中国でマッサージに従事している女性たちって、貧しい内陸の農村から沿岸部の大都市に出稼ぎに来た人が多いのです。
特に当時は「ふるさとにたくさんのお金を持って帰って親を楽にしたい」と考えている女性が多かった頃。
だから、ボクがどんな人間なのか?はそれほど重要ではなかったようです。
変な人でなければ、あとはお金があればそれで十分な時代でした。
■「お金の価値は相対的に決まる」ってこういうこと
でも、そんなことも2010年頃からピタッとなくなりました。
その理由は2つ。
1つは、日本人と同じくらい、そしてそれ以上にお金を持っている中国人が増えてその人たちがマッサージに通うようになったから。
2つめは、貧しかったふるさとの両親もどんどん金持ちになったので、両親の生活費まで持ち帰る必要がなくなったから。
こんな話をしても「まだまだ中国は貧しい」「日本人が貧乏なんて言われることはない」と思う人もいるかも知れません。
もちろん、人や地域によっては日本人より貧乏って人も大勢います。
ただ、それ以上に、そして中国の現実を直視していない日本人が思っている以上に、お金持ちは増え続けています。
しかもすごいスピードで。
そういったお金持ちな中国人を
ビジネスの顧客として見るのか?
強力な競合相手と見るのか?
は携わっている仕事によって変わるでしょう。
ただ、相対的に日本人が貧乏になっているということは頭には入れておくべきです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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