落とした財布が戻ってくるのは日本だけじゃない|先入観で人生損してる話
先入観を持って人と接するのって良くない、って当たり前のことですよね。
でも、「中国人って〇〇だよね」「アメリカ人って○○なところあるよね」みたいな先入観を持ってしまっている人、けっこう多いと思います。
こういう先入観って役に立たないし、それどころか邪魔だからやっぱりダメだと思います。
そして、先入観にしばられて「やりたいこと」を「やらない」と判断したらもったいないし、やりたいことやってみないと絶対に後悔すると思う、という話を書きます。
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中国広東省の東莞って街で駐在していた2007年頃、財布を失くしたんだけれどちゃんと戻って来た、という話をしたら信じてくれますか?
当時の東莞ってめちゃくちゃ治安が悪かったです。
この ↓↓ noteにヤバさを書いたので時間あれば読んでみてください。
■中国のスターバックスで財布がないことに気付いた
ある日、そんな東莞のスターバックスで休日の午後を過ごして帰ろうとした時に財布がないことに気づきました。
コーヒーをちゃんと買えてるから店に入った時にはあった。
気づかない間にスられた?
とか、
落としたものを誰かにネコババされた?
とか考えながら、まだ中国語がほとんど話せなかったボクはとにかく無言で1人でゴソゴソ探すことしかできませんでした。
すると、ボクの異変に気付いた店員の女の子が声を掛けてくれたのです。
そしてボクが中国語を話せないと分かると英語で話してくれました。
脱線するけど、中国のスタバって英語が話せる店員さんが多いなとびっくりした記憶があります。13年前の話ですよ。どの店に、いつ行っても必ず2~3人は英語がペラペラの店員がいました。逆にその頃の日本のスタバってそんな人は少なかったと思います。実際、海外(アメリカとか中国、韓国、タイ、イタリアなど)から来たお客さんから「なんで日本のスタバは英語を話せる人がいないの?めちゃくちゃ困るんだけど」って言われてなんとなく恥ずかしくなったことも覚えています。
ボクが外国人と分かった彼女は、周囲に座っていたお客さんにも一緒に探すように中国語で話掛けてくれたようで、その時にその店にいたほぼ全員でボクの財布を探してくれたのです。
この時点で既に「信じられない!」って感じです。
その時は結局見つからなかったんだけど、ここからさらに驚くことが続きます。
まず、スタバの店員さんが携帯番号を教えてくれたのです。
それは何か困ったことがあれば私に電話かメールをして来いという意味です。
英語→中国語への通訳をしてやる、ということ。
こんなに優しい中国人っていてるんだ!?
って、すでに2回も先入観をぶっ壊されているんです。
さらにさらに、翌日に財布が見つかったから取りに来いって、メールがありました!
どうやら、ソファの座席と背もたれの間に落ちてしまっていたようです。
急いでお店に財布を引き取りに行きました。
実は、この時点でもちょっとだけ
「財布の中には手を付けられているかも?」
って疑いはありました。
でも、そんなことはなくてそっくりそのまま戻ってきたのです。
■日本だけが特別なんてことはない
よく
日本は安全な国だ
財布を落としても戻ってくる
こんな国は世界でも日本だけだ
みたいな話を欧米人の体験談を交えて紹介している記事を見ます。
それにすっかり納得させられて、
「日本は安全な国だ。この国で生活できて良かった」
「それに比べて海外は危ない。海外なんかに住みたくない」
って思う人も多いと思います。
実際、ボクの両親がボクに海外生活をさせたくない、と考えていた理由もこれ。
でも、日本でも財布が戻ってこないケースはたくさんあるし、逆に「超治安が悪い」中国の田舎でもみんなで探して戻してくれるケースもある。
だから、先入観というノイズに縛られて「やりたいこと」なのに「やらない」って決めてしまったら絶対に後悔すると思います。
先入観なんて誰かに植え付けられた間違いの可能性もあるんだし。
やりたいことがあるなら、まずはやっちゃいましょう!!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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