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衝撃!松葉づえ使っていた物乞いのおばさんが2本足で走った!!

びっくりしたけど、中国ってほんとにたくましい人が多いなぁって関心して、そして悲しくなった話です。

アジアのシリコンバレーなんて言われて有名になっている中国の深圳(しんせん)に「海上世界」って場所があります。

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船が泊まっていて(動かない)、その中とか周辺にレストランやバーがたくさんある、かなりオシャレなデートスポットです。

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■2008年にここで目撃した衝撃的なシーン

この「海上世界」って、お金持ちがたくさん住んでいる南山区にあります。

そして欧米人を含んだ多くの外国人が遊びに来る場所です。

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だからなのか「物乞い」がめちゃくちゃ多かった


途上国で良く見かける「花を買って」と言ってくる子どもたちが代表的でした。

服もボロボロ、顔や手も汚れていて・・・思わず買ってあげたくなりますよね。


でも「ここでは絶対に買ってはいけない」と一緒にいた中国人から厳しく言われていました。

ただ、その理由は「1人から買ったら他にも集まって来るから・・・」みたいな一般的なものではなかったのです。

その時にボクが聞かされたのは「彼らはニセモノだから」でした。


ニセモノの物乞い???


って、なりますよね?(笑)

ウソかホントか?はいまでも不明ですが、その時言われたのは

これは彼らにとって仕事(親の手伝い)
彼らは昼間には見かけない
実はそれなりに裕福な家庭の子どもたち
メルセデスでここに”出勤”している子もいる
ゴミ箱をあさって、マクドナルドの残飯を食べているように見えるが、実際はゴミ箱の中に仕掛けがあって、親が置いた新品を食べている

です。


気持ちの中で、半分は

「いやー、さすがにそれはないっしょ!」

って思いつつも

「ニセモノなら何でも手に入る」と言われていた当時の中国ならあり得るのかも?

なんて考えたりもしました。


■ダメ元でとりあえずやってみるたくましさ

そんな時、タイトルの事件に遭遇して「やっぱりニセモノの物乞いかも?」って思いが強くなりました。

◆◆◆

ひょんなことから、草むらに隠れて用をたすことになったんです。

お行儀悪い話でゴメンナサイ


始めてから気付いたんだけど、遠くから、1人の物乞いっぽいおばさんが、松葉づえを使って片足を上げたままこっちに歩いて来ていました。

でも、草むらに立って用を足しているボクに気付かなかったんでしょうね。

途中でつえをポイって投げ捨てて、

たばこに火を付けて、

それからはしっかり二本足で普通に歩き出したんです!


そして、近くに置いてあったかばんからお茶を取り出して、それを飲み出したんです・・・

どうやらボクは、このおばさんの休憩所の近くでやっちゃってたみたいです。


用が終わったボクが歩き出すとその音にびっくりした様子でした。

そして、そんな彼女が次に取った行動が衝撃的でした!!


何を思ったのか、さっき「ポイっ」てした松葉づえの所まで走ったんです。


・・・ええ、確かに二本足で。

しっかりと地面を踏みしめながら・・・

走っていましたよ。。。


さらに、つえを拾って片足を上げた格好でよろよろとボクに近づいて来たんです。

まるで何ごとも無かったかのように。

「お金をください」みたいなことを言いながら・・・


いや、さすがにムリあるやろ。。。


◆◆◆

そのおばさんを見ながら、たくましいなぁって思いました。

そして、

やっぱりあの子どもたちも"フリ”をしているだけなのかな?

って、思いたくないけどそんな風に想像しました。

そしたら、する必要のない経験をさせられている子供たちはやっぱりかわいそうだな、と悲しくなりました。

随分むかしの思い出話です。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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