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2015年12月の記事一覧

今日のエウレカ#10 30代ってどんな代?

今日のエウレカ#10 30代ってどんな代?

30歳になった。

私は25歳くらいまで人生がわりかしハードだったので、よく30年間も死なずに生きて来られたなと思うと、かなり、感慨深い。

最近は生きてるだけで多幸感がある。

犯罪者を無闇に擁護するのはよくないが、キング・オブ・コメディの人にも、「窃盗は罪だがここまで生きて来れてよかったね」と思ってしまうくらい、今日は他人に対して懐が深く過ごせそうだ。

それはさておき、

最近、若さと年齢に

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「わかります」がわからなくなって考えたこと

小学校のときの先生が作ったルールで、授業中に挙手して意見を言うときにその手がグーだと反論、チョキだと同意や付け足し、パーだと別の意見 というのがあったのを、SNSでよく見る光景で思い出した。

誰かの意見に対してグーやチョキがでてくる。単語にだけ反応している場合もあれば、何かが決壊して溢れるかのように反応している場合もある。
その中で本当に同意、全くもって一致、超理解、というのはほんの一握りで、ほ

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ただただ言葉を綴りたい。

あなたは今すぐエゴサーチをやめて、インターネットをやめて、何だったら液晶も閉じて、机の端に積まれて埃をかぶっている本のページを開くべきなのだ。或いは英会話を始めてもいいし、長いことつけていない日記の続きを綴ってもいい。歌詞カードを注視して古いレコードを聴いてもいいし、クリーム色の箱から取り出したキャラメルを舐めたっていい。とかく注意深くあるべきは、二つを同時にやらないことだ。即ち、イヤフォンで音楽

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男性と女性のロマンティックは違うのでは?

先日、電車の広告でいろんな男性がたくさんいる写真があったんですね。

その中の一人が花束を抱えていまして、妻がその写真を見て、「私、付き合うんだったらこの人かな」って言ったんです。

理由は「なんか男性が花束を抱えているっていうだけでカッコよく見える」のだそうです。

これ、すごく「女性らしい発想」だと思いませんか?

逆に男性として、「お花を持っている女性」は素敵だとは思うけど、それが「お花」じ

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ブログを1年書いてわかったこと

ブログを1年書いてわかったこと

もうそろそろ言ってもいいんじゃないか。

いま、ぼくのなかのちいさな誰かが耳元でささやいています。とりあえず1年続けることはできたので、そろそろ毎日ブログを書く、ということについての自説を述べてもいいんじゃないか。まだまだほんの1年だけど、はじめる前は1年どころか半年さえも無理かもしんないと思っていたんだし、そろそろ言ってもいいんじゃないか。ほんの少しだけなら、言ってもいいんじゃないか。

1年も

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かつての恋

IT系の会社を経営している斉藤さんが来店してこんな話を始めた。

「林さん、この写真を見てもらえます? これ5年前の僕で隣が当時付き合っていた女性なんです」

「え、斉藤さん、太ってたんですね。こういうと失礼ですけど、服とか髪型とかも、ちょっとオタクっぽいですし」

「そうなんです。僕、その頃、派遣社員で全然ぱっとしない生活を送ってたんです。それである時、ゲーム好きが集まるコミュニティのオフ会があ

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「女性を性的に扱うこと」を巡る議論はなぜいつも平行線になってしまうのか

おっぱい募金にしろ、のうりんポスターにしろ、「女性を性的に扱うコンテンツ」に関する議論が噛み合わずいつも平行線になってしまうのは、「今この国で性的な表象(特に女性の)をどう扱うか」という問題の難しさ、その本質を浮き彫りにしているなあと思う。

というのも、まず大前提として「女性の体を客体として消費すること(A)」それ自体は、本来ならいいことでも悪いことでもないニュートラルな事象にすぎないと俺は思う

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ネット上で攻撃、批判している人はこうすれば良いのにという話

先日某サイトで、ある知人の本が徹底的に叩かれている文章を目にしてしまって、どうしてそのコメント氏は何の得にもならないのに、ここまで攻撃、否定するんだろうって考えていたら、榎本博明著『「上から目線」の構造』という本のこんな文章に出会いました。

>「自分はこんなもんじゃない」「自分はこんなところでくすぶっている人間じゃない」などと本気で思っている。だが、残念なことに、そう思っているにもかかわらず、多

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博士論文を書き上げるためのtips(についての個人的見解)

 自分の経験を振り返っても、博士論文を書き上げて博士号を取るのは、とてもとても大変なことです。大学院生を指導する立場でも悩ましいことがたくさんあります。どうしたら博士論文を書き上げることができるのか? 自分の院生や博士号を目指す人に言っていることをまとめて見ました。そうした人のためというよりも、振り返りのために、つまり自分のためにまとめました。

(12月5日追記:ずいぶんの人に読まれているようで

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