シンゾーンから学ぶ、状況関係なく業績を上げ続ける努力!
こんにちは!
少しずつ気候も暖かくなってきて、冬の終わりと春の訪れが近づいているのをだんだんと感じられるようになってきました。この時期は、春服を購入される方も多いのではないでしょうか?それに伴い、冬服のセールをやっているお店もよく見かけます。
アパレル不況が叫ばれるコロナ禍において、年々業績を上げているブランドを取り上げた記事を見つけました。
そのブランドの名は、“デニムに合う上品なカジュアル”をテーマに、オリジナルやセレクト商品を販売するShinzone(シンゾーン)です。シンゾーンは2001年3月に、染谷裕之さんが息子の真太郎さんとともに創業されたそうです。東京・表参道に一号店を構え、現在は東京に3店舗、北海道に1店舗を展開しています。
そんなシンゾーンの企業努力の中で、特に二つ興味深いものがありました。
ECサイトの強化
業績が良かった大きな要因は、数年前からECを強化してきたからだそうです。シンゾーンは、ZOZOでの扱いがありましたが、多く開催されるセールや低価格帯のアイテムの増加など、価値観や方向性が合わなくなってきているという判断の元、2019年にZOZOからの撤退をしました。そこからECサイトの強化を図ったそうですが、点としてあった商品を線でつなげるようにして、見やすい動線を整えるというサイトのリニューアルを行なったそうです。
セール廃止
2018年から、オリジナル商品のセールを廃止する動きがあったそうです。創業者の染谷さん曰く、「消費者の視点で考えると、商品を買うときに疑心暗鬼になってしまうなと思ったんです。「これセールになっちゃうのかな、なったら嫌だな」と。なので、信頼されるブランドになるために“そのシーズンの商品はセールしない”」との事です。
この話を聞いて、セールはいっさい行なっておらず、アウトレットでも販売しないルイ・ヴィトンを思い出しました。海外の高級ブランドはコンサルティングのような接客を大事にしており、「接客スタッフは単なる窓口として売ってもらう人」という考え方ではないそうです。
シンゾーンでは、定番商品を増やすことと「ミドリコーヒ」の出店により、在庫問題を解決に導いたそうです。「ミドリコーヒ」は、コーヒー豆と洋服を販売する店舗で、半年〜1年ほど経った商品をアウトレット価格で売っており、自社のスタッフが1点1点大事に販売しているそうです。店内の写真を見ましたが、セール感がないオシャレな雰囲気となっており、ブランディングを徹底されているなと感じました。
状況関係なく業績を上げ続けている企業は、常に努力を欠かさずに工夫をされているという事を改めて感じました。自社のコンセプトや想いを顧客へ上手く発信されており、学ぶ点が多々ありました!
それではまた!
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