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雰囲気がしとやかになる「さりとて」

朝、殺風景な日々に彩と静かな鼓動を取り入れるため、30分の読書時間を取り入れている。
ビジネス書を読むこともあるが、朝は低音で低速でさらっと読める読み物が良いと、エッセイ集をかき集めては読みあさっている。

ふと、自分の選ぶエッセイ集に偏りがあることに気がついた。芸人の苦労エピソードが詰まったエッセイ集に、未婚女性作家や女優のあるがままの日常を描いたエッセイ集…

阿川さんのエッセイ集も私の好む傾向にマッチした。

阿川節が随所に散りばめられる中で、がらりと文章の雰囲気を変えた接続詞があった。

さりとてヒソヒソ声で言葉を交わす距離関係ではない。

仕事したり、英語の勉強を再開していても思うが、接続詞は文章の繋ぎである。いわば、文章の関節だ。いや、配管でいうソケットやエルボーに当たるだろう。せっかく理解の流れが綺麗に流れていたのに、ソケットやエルボーがずれると、途端に理解の流れる方向が変わる。

流れは戻せない。

接続詞って難しい。

気になる言葉、魅力的な言葉を集める共同マガジン「コトバツムギ」を始めました。共同運営者は以前ライティングスクールで一緒に学んだもりやみほさん。私は、月~土までのうち、火・木・土を担当しています。

文章にあった絵を書いてくださる方、募集していたり。していなかったり。