”会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方”がタイトル通りすぎた
僕は簿記3級を取得したのですが、
そのきっかけになったのが
「会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方」でした。
クイズ形式で会計を学んでいくことで、
楽しみながら知識を身に付けられます。
この本のメリットを紹介します!
✅分かりやすく記憶に残りやすい
なぜなら、実際に自分でクイズの答えを考えるからです。
本に出てくる登場人物と一緒に「会計クイズ」を考える実践型の形式なので、思考をめぐらせた分記憶に残りやすいです。
しかも、初心者でも分かるように、図が多く、イチから説明してあるので手軽に読めます!
そして、私たちが知っている有名企業(ブックオフやメルカリ)を例として出題されているので、親しみが持ちやすく、イメージしやすいです。
さらに、
「え?この企業ってここから主に収益得ているの?」といった
「決算書から有名企業の意外な一面を知る」
という体験をすることができます。
「企業も生き残るために独自の戦略を見出しているのだなあ」
と気づく非常に良い機会になりました。
本書に出てくる例を一つだけ紹介すると…
中古販売を展開する「ブックオフ」と「メルカリ」を比較してみると、貸借対照表(会社に存在する財産の状態を表すモノ)には大きな違いが生まれます。
店舗でのリアル販売がメインであるブックオフは
固定資産(”長期”で資金回収するのを目的として保有する財産)
の割合が大きくなるのに対し、
ネット販売がメインであるメルカリは、
極論ネット環境さえあればビジネスが可能であるので、
ほとんど固定資産を持ちません。
中古販売という同じ形態で商売をしているはずなのに
2社の間にはビジネスモデルの大きな違いがあるという事実が
決算書から浮かびあがってくる
という快感を味わうことが出来ます!
■まとめ
本書を読むメリットは、
「会計クイズを考えることで、分かりやすく手軽に、決算書の読み方を学ぶことができ、かつ記憶に残りやすい」点です!
この本を全部通して読んでみると、決算書が表す数字には全て意味があることが分かります。
「決算書の読み方」を知ることで、
数字が何を表すのかという”会計の本質”を知ることができます!
それを体感できるだけでも、今後会計を学ぶ大きなモチベーションになると思います。
会計に興味ある人も、ない人も、ぜひ気軽に読んでほしい一冊です!
ちなみに、著者の「大手町のランダムウォーカー」さんはTwitterやInstagramで定期的に「#会計クイズ」を開催してるので、そちらも覗いてみると面白いと思いますので是非!
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