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すいっちの読書日記

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ビジネス書・小説・エッセイなどを読んで、僕自身が感じたことや僕の経験とリンクした部分を伝える記事をまとめています。数個のポイントに絞って書くように心がけているので気軽に読んでくだ…
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#大学生

「哲学の先生と人生の話をしよう」で気になったフレーズ④

國分功一郎著「哲学の先生と人生の話をしよう」は読者からの悩みに哲学者の視点から相談に乗っていくオムニバス形式の本だ。 全4回にわたり気になったフレーズを紹介してきた。今回は最終回。 前回の記事はこちらから 前回の記事を読まなくても今回の記事は理解できますが、読んでいただけるとこの本の概要が掴みやすくなると思います。 本の内容から派生して僕自身が考えたことを書いているので、是非読んでくれると嬉しいです。 気になったフレーズp.191 断固反対して気持ちよくなるのでも

「哲学の先生と人生の話をしよう」で気になったフレーズ③

國分功一郎著「哲学の先生と人生の話をしよう」は読者からの悩みに哲学者の視点から相談に乗っていくオムニバス形式の本だ。 長くなりすぎたので全4回に分けて書きました。今回は第3回。 前回の記事はこちらから 前回の記事を読まなくても今回の記事は理解できますが、読んでいただけるとこの本の概要が掴みやすくなると思います。 本の内容から派生して僕自身が考えたことを書いているので、是非読んでくれると嬉しいです。 気になったフレーズp.164 つまり、この二択の中間のことを全く考

「哲学の先生と人生の話をしよう」で気になったフレーズ②

國分功一郎著「哲学の先生と人生の話をしよう」は読者からの悩みに哲学者の視点から相談に乗っていくオムニバス形式の本だ。 長くなりすぎたので全4回に分けて書きました。今回は第2回。 前回の記事はこちらから 前回の記事を読まなくても今回の記事は理解できますが、読んでいただけるとこの本の概要が掴みやすくなると思います。 本の内容から派生して僕自身が考えたことを書いているので、是非読んでくれると嬉しいです。 気になったフレーズp.131 そういう「いばっている」人間は何らか

「哲学の先生と人生の話をしよう」で気になったフレーズ①

國分功一郎著「哲学の先生と人生の話をしよう」は読者からの悩みに哲学者の視点から相談に乗っていくオムニバス形式の本だ。 著者が読者からの相談に答えていく中で、僕が個人的に感銘を受けたり、考えたりした事柄を書き綴っていこうと思う。 この本自体は、哲学者からの視点での人生相談の回答でありながらも、全然堅苦しくなくて読みやすい。 僕みたいに、人生に悩んでいる人はこの本を読んで欲しい。 哲学に触れるはじめの一歩にもなるはず。このnoteも、本の内容から派生して僕自身が考えたこと

挨拶は人間関係を円滑にする【挨拶をする4つのメリット】

こんにちは、すいっちです。 以前、挨拶についての記事を書いたのだが、 小林賢太郎さんのエッセイ「僕がコントや演劇のために考えていること」の中でも挨拶についての記述があり、 「やっぱりな」と膝を打ったので、改めて挨拶の効能について紹介したい。 ■サインとしての機能返事や挨拶をはっきり大きくすることは、現場にとってとても大切なことです。「おはようございます」には、「私は来ましたよ、ご用がある人はどうぞ」というサインとしての機能があります。 引用元:小林賢太郎「僕がコントや

本は杖やビート板

本を読んだら人は変われるか? 結論を言うと、 本を読んで”行動すれば”変われる。 ただ、本を読んだだけでは変われない。 本は本気で何かをしたい人間にとっては杖やビート板のような役割をすることはあるけど、本だけの力で人間を変えることはできないと思う。 だから、とめどなくダイエット本が出ては売れるし、自己啓発本も売れる。本当に変われるのなら、一冊出版されたらその一冊以降売れない筈。 やっぱり本人の意思と行動ありき。本は杖やビート板。 引用元:若林正恭「完全版 社会人大

自分に同情するな

「自分に同情するな」 村上春樹の小説「ノルウェイの森」で僕が好きな一節だ。 生きてりゃいじけたくなるときもある。 「こんなに頑張っているのにどうしてうまくいかないんだ…」 でもそれって自分の主観でしかなくて、他人がどう思うかは他人次第だったりする。 だから、周りから見たらたいしたことないことで自己憐憫に浸っているように見えるかもしれない。 本人にとっては辛いことだって言うのもわかる。 でも、その自分は他人の視点から見てどう映るか?を考えてみてほしい。 辛いから

noteで「スキ」を押せない心理

noteの記事に「スキ」を押せない自分がいた。 「あれ?なんで僕は今『スキ』を押すのをためらったのだろう?」 そうだ。この記事にはまだ「スキ」がついていないからだ。 人の尺度でしか価値を測れない人間になってるんだ。 自分が良いと思ったものを良いと言えずに、他人の評価に合わせて生きてきた弊害がnoteの「スキ」の押し方にまで投影されてるんだ。 なんかもったいない生き方しているなあ。 現実では難しくても、note内では自分が「スキ」かどうかくらい自由にすればいいのに。

しょせんは運次第

「これだけ頑張ったのに、何でうまくいかないんだ!」 と悩むことありますよね。自分の努力が無駄になった気がして、今後何かに打ち込む気力が削がれてしまう。これからもずっと努力は報われないのか…と悲観的になることもあるでしょう。 でも、そのまま悩み続けてもドツボにはまるだけかもしれません。悩むだけでは、何の解決にもなっていないからです。 では、どうすればいいのか? その答えは、「しょせんは運次第」と捉えることです。 しょせんは運次第投資家である藤野英人氏の著書「投資家が『

【自意識過剰で悩む人必見】若林正恭著「社会人大学人見知り学部 卒業見込み」に見い出した苦悩と希望

こんにちは、すいっちです。 「人見知りだから社会で生きていくのがつらい…」 「自意識過剰で周りの目が気になって生きづらい…」 と悩んでいませんか? そんなあなたに読んで欲しい本があります。 それが、オードリー若林さんが書いた「完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込」というエッセイです。 ■このnoteの概要この本はエッセイと言いつつも、自己啓発や仕事術などの側面も持っていると僕は思っているのですが、 今回は人見知りや自意識過剰の人が読むと、心が軽くなるという面

やる気が出ないなぁとか思いながらこの記事を見かけたあなたへ

うん、分かる…分かるよ… 心の底から共感する。 やる気って出ないよね。出てほしいときに限って出ないのよ、やる気は。 人間ってのは、ラクしようとラクしようとしてしまう怠惰な生き物なのよ。でもそのおかげで現代の便利な生活があったりもするから、それが悪いとも思わない。 大体、我々人間が狩猟採集をしていた時代は定期的に食糧にありつけるかどうか見通しが立たなかったんだから、率先して怠惰になっていたんではなかろうか。 怠惰になることで無駄なエネルギーを消費せず、温存することで生き

「普通」の立場に価値がある

最近、就活についてのアンケートがナビサイトから送られてくる。 アンケートに答えた見返りとして、 Amazon ギフト券がもらえるらしい。 アンケートに答えるのがめんどくさいし、個人情報を騙し取られる可能性もあると感じていたので見向きもしていなかったのだが、 就活生なら誰でも知ってるような大手のナビサイトからもこのアンケートが送られてくるので、信頼性はある程度あるのかなと感じ始めた。 (大手ナビサイトが詐欺に加担してるとなったら問題になるから) 興味を持って、よくよく見

小さな気づきが転がっているかも【全方位読書案内】

最近、読書を習慣にすることを心掛けている。 そこで、ただやみくもに本を読むよりも、ある程度指針があったほうがいいなと思い、まず「読書案内系」の本を数冊読むことにした。 その中の一冊、齋藤孝 著「『何から読めばいいか』がわかる全方位読書案内」という僕の願いをまるまる叶えてくれる本に出会った。 齋藤孝さんといえば、フジテレビの番組「全力!脱力タイムズ」でもお馴染みの教育学者である。 ただ、結論から言うとこの本を読んで一番心に残ったのは「この本を読もう!」ではない別の気づき

自己肯定感が低いときは整理整頓をしろ!【追記あり:21/7/25】

僕は落ち込んだとき、家の中を整理整頓するようにしている。 数ヶ月前までは毎日「この場所をキレイにする」と決めて家じゅうを整理整頓していた。 毎日していたら、整理整頓する場所がなくなったので、やめてしまったけど、モノがたまり始めてきたのでまた始めようかと思っている。 落ち込んでるときに掃除なんかできるか!って思うかもしれないけど 落ち込んでいて何もできるような状態じゃないからこそ、単純作業の掃除をするべきなのだ。 整理整頓をして得られるメリットをまとめてみる。 ▶成