新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。

実態調査結果を踏まえた要望書を政府に提出しました!

皆様閲覧ありがとうございます!

こちらでのご報告が遅くなってしまったのですが、
先日swfiで実施した、「新型コロナウイルス感染症による芸能・映像業界で働くスタッフ、キャストへの影響実態調査」の調査結果報告書と、それを踏まえた要望書を2020年5月6日に政府へ提出致しましたのでご報告いたします。

◆調査実施の背景

映画やドラマなどの映像、また演劇などは「総合芸術」といわれるようにたくさんの専門職が存在し、その多くはフリーランスで構成されています。業務請負に関して契約書が交わされず、口頭で済まされることが慣例となっていることから、コロナ休業による収入への影響も千差万別であると考えられました。多様な職種の中で、どのような支援が必要とされているのか。様々な雇用形態が集まる芸能・映像業界では、個人の声を統計的に集める機会が今までほとんどありませんでした。

また、撮影現場や舞台の現場では複数の人間が一か所に集まらざるを得ない状況があり、緊急事態宣言が解かれたからといって、無防備に再開できるものではありません。参加しているプロジェクトの要請があれば、ある程度の集団行動をともにしなければならないことに不安の声も多く聞かれます。
これらの声を集約し、現場へフィードバックすることも重要だと考えました。感染を防ぐために何ができるかを私たち自身が考える必要があるとともに、撮影現場や舞台の現場などの特殊環境におけるスタッフ・キャストの安全を守る為のガイドライン作りが急務です。
この度、映画や舞台、アニメーションなどを含めた各業界の最前線で働く方々への今後の補償や支援について適切な対策がなされるよう、コロナウイルスによる様々な影響の実態を調査し、参考資料として公開させていただく運びとなりました。

◆現場で働く1,715名の切実な声

4/19~4/30までの約10日間の調査期間のなかで、1,715名もの沢山の方からの回答を頂きました。予想以上の回答数で驚くとともに、それだけ、コロナの影響を受け、なんらかの思いを抱く方がいるのだなと感じました。
ご回答頂いた方々、本当にありがとうございました。

回答者の70%以上が、10年以上働くベテランにも関わらず、80%以上が収入が減少しているという結果、数字として目の当たりにし、影響の大きさは計り知れないのだと改めて感じました。
自由記述欄には、コロナ以前から抱いていた業界の働き方に関する悩みや、慣習の変化を求めるコメントもあり、swfiの今後の活動の参考になる意見も多数ありました。

回答者の方は、やはり映画、ドラマ業界の方が多く、そのほとんどがフリーランスでしたが、会社経営の方や俳優さん、また、アニメーション業界、音楽業界の方からも回答を頂き、どの業界も同じように、苦しい立場にたたされている方々の現状を知ることができました。
垣根を超えた実態調査は今後もしていきたいと思いましたし、労働環境改善のために協力できることはしていきたいと強く思いました。

この沢山の方々の声を政府にも届けたいと思い、要望書を作成し、5月6日に、内閣府、経済産業省、厚生労働省、文化庁へ送付いたしました。
要望書概要は簡単に下記の通りです。

(1)創作活動再開にむけたガイドライン作成のため、現場担当者と専門家が協議できるようにしてください。
(2)契約書の取り交わしに関して、実効性のある支援制度を設けてください。
(3)芸能・映像業界を支える人材の離職を防ぎ、文化活動を守り維持できるよう、個人また作品への早急かつ継続的な金銭的支援をしてください。
(4)アフターコロナにおける人材保護のため、労働基準法上の労働者概念の再定義を検討してください。また雇用類似の定義を早急に定め、そのような働き方の者への保護を与える制度を設け周知してください。


この実態調査の調査報告書、要望書全文、またプレスリリースは下記URLより閲覧、ダウンロードができますのでぜひご覧ください!
https://swfi-jp.org/posts/questionnaire/corona-virus-questionnaire-results/

◆調査を終えて

今回、コロナ禍の中で、swfi初の実態調査を急遽行ったわけですが、業界で働く方の声を目の当たりにし、改めて今後やるべきことなどを考える機会となりました。
単純に不慣れで集計に手間取ってしまったり、質問の出し方など、初歩的な部分での反省点は多々ありますが、結果として当団体を多くの方に認知して頂けた事、また、熱い思いを持った方からコンタクトをいただく事ができ、調査結果以上に多くの物を得ることができました。
このコロナ禍の状況を、業界が変化するチャンスと捉え、少しでも良い方向に進めるようにできる事をやっていきたいと思います。

◆メディア掲載して頂きました

共同通信さんが、この調査結果を取り上げてくださいました。
https://www.47news.jp/4817961.html

他WEBニュースにたくさん掲載していただき、紙面では東京新聞さん、西日本新聞さん(5/17 )などに掲載していただきました。(情報をくださったみなさんありがとうございます!)

各省庁の担当者の方とは今後も連絡を取り、少しでも現場の声をとどけていきたいと思います。

長くなりましたが読んで頂きありがとうございます!

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映画業界で働く女性を守る会 Support for Women in the Film Industry. 映画業界を子供を育てながら働ける業界にしたいという想いから 現役小道具で1児の母saoriと、元映画美術部で3児の母yuriが中心となり、NPO法人として2020年1月設立
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