育休明け、「はたらく」と「子育て」の私の場合▷大瀧 聡美さん
今だから思い返せる、育休明け
初めて子どもが生まれて、育休明けを迎えたり、仕事する時は、多少なりとも不安やもやもやを抱えがちなのではないでしょうか?
不安の正体は、「やったことがないから、分からない。」に尽きるのでは?と思います。
はじめて利用する保育園や幼稚園のルール、かかわる先生、復帰後の職場、パートナーとの役割分担、職場の状況、自分自身の働き方や、考え方、などなど…。
これまで自分自身のことは、「こうしたいなぁ~」という一存で決められたことも、周囲や環境の状況に左右されることも多くなります。
どんなに準備をしても、「なんだか分からないまま過ぎていった…!」ともなりがちなのが、その渦中にいる時かなぁ、と思うのです。
仕事と子育てを行き来できて楽しい!
この両立はなかなか辛い…!
体調がついていかない、、、
どちらもやりたいけど時間がない!
などなど、さまざまな想いを1人1人が抱えていると思うし、どの想いも自分の中にあったりします。
そして案外、「こうしなければならない」というのは、ないのです。
自分の中で仕事と子育てなど暮らしとの調和を「自分らしく」図れるのは自分だけ。そのヒントとして、ソーシャルワーカーの「はたらく」と「子育て」をお届けします。
▼今回ご紹介するソーシャルワーカー
大瀧 聡美
社会福祉士/精神保健福祉士/保育士
育休中の過ごし方
妊娠中に育休中は「こうしたい!」など色々考えていましたが・・・実際は、初めての子育てに必死だった10ヶ月間を過ごしていました。
どのように過ごしてたの?と聞かれることが多いですが、「子育てしていた」が一番しっくりくるかなと思います。正直、最初の数か月は記憶が曖昧ですし、気づいたら月日が経っていました。
午前中は子育て広場に行き、一緒に昼寝をし、気づいたら夜で、また朝がくる。今まで働き詰めだった生活から180度変わった生活を送っていました。
子ども中心で生活を送っていたので、社会から離れていくこと、気づいたら一日誰とも話していない日もあり、気持ちが凹んだり、仕事復帰への不安が募るときもありました。
冬には保育園を申し込み、1月末に保育園が決定。そこからは4月の復職に向けて、職場に連絡したり、保育園の入園準備していたら、気づいたら4月になり、育休が終了しました。
育休中に準備していてよかったこと/しておけばよかったこと
あっという間の育休期間でしたが、復職後に起こりそうな課題に関して、復帰すると、こんな風になるんじゃないかな…と心配していたことは、以下のようなことでした。
【 復職直後に起こりそうな課題 】
<準備したこと>
実際に、復帰してからは準備をしていたおかげで特に食料や日用品の宅配が役立ちました。おかげで、週末に子どもと一緒に遊ぶ時間が増えたり、少しでも休む時間がとれました。一方で、家事を可視化をしておけばよかった!と思いました。私自身が風邪でダウンしたとき夫にお願いするのも疲れてしまい、家事周りが滞ったことがありました。現在二人目育休中ですが、週次などの家事をリスト化してお互いに確認できるようにしました。
復帰後にやってみてよかったこと/やったらよかったこと
復帰してワーママ歴6年目になりますが、まだまだ日々試行錯誤中です。子どもの年齢やその時の仕事や家族の状況によっても過ごし方が異なってきます。
長女のとき、復帰後しばらくは慣れない生活リズムや忙しさであっと言う間に数か月が過ぎていました。…。特に復帰直後は仕事も家事も頑張ろう!と気が張っていたと思います。
育休中に出来る限りの準備はしてきましたが、復帰後は実際は思っていたより時間がなかったり、想定外のことが起きたり、体力や気力が追いつかないこともありました。
復帰後にやってみてよかったこと/やったらよかったことには、こんなことがありました。
【プライベート】
そして一番大切だと感じたことは、
【仕事】
仕事に関しては時間的制限による仕事の役割に制限があることで葛藤がありました。(担当したいケースなどの打ち合わせが朝8時や夕方18時のことが多く参加できなかったため)
私の場合、育休中に転職について選択肢を調べておいたこともあり、途中で働き方を変更し、より自分らしく子育てしながら働ける環境に近づくことができました。
今、過去の自分には「子どもが0歳なら母としてもまだ0歳。子どもと一緒に母として家族として成長していく過程を楽しんでね。悩んで進んでまた悩んで、、その繰り返しかもしれないが、確実に前に進んでいるから。」と声をかけたいです。
子育てしながらどのように働くか、過ごしていてくかは、正解がないからこそ、自分らしいカタチ、家族らしいカタチを築いていくこと大切。
ぜひ皆さんらしいカタチを構築するうえで、私の経験が1つでも参考になったら嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?