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「良いお酒には、良い服(グラス)を」

「良いお酒には、良い服(グラス)を着せてあげたくて」

これは僕が敬愛して止まない神楽坂のバー「BAR パーリンカ」のマスターの言葉。

あそこのバーで飲む時には必ずと言っていいほどお酒を注ぐグラスは良いものを使って頂ける、それはたぶん「お酒に対する敬意」みたいなものなんだろうなと感じているわけで。

で、それにあやかったというわけではないけれど
つい先日「今月は誕生日もあったし、自分用のプレゼントは何を買おうかなー・・・ウイスキーのボトルは結構あるし何にしようか」と思索していると

「そうだ、ちょっと良いロックグラスを買おう」と思い立ち仕事終わりにその足で百貨店へ

当初の目当ては有名グラスメーカーの「リーデル」にしようかと思っていたけど、比較として出して頂いた「ナハトマン」のロックグラスもかなりデザインや大きさが良くて非常に迷った結果。

我が家にお迎えするのは「ナハトマン」のロックグラスに決めた。

少し照れくさいが「自分用のプレゼントなんです」と店員さんにお伝えすると

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こんなに綺麗にラッピングして頂き、それはそれはウキウキしながら家路についた。

夕食も食べて、一息ついてから
いざ開封!

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もう、これだけでため息が出るぐらい美しい・・・

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実際に取り出すと、こんな感じ
少しラッパ口になっているので非常に持ちやすく、縁周りは少し薄めの作りになっているので飲んだ時の口当たりも非常に良い。

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上から覗き込むとそこにはとても美しい景色が・・・
繊細な職人仕事がうかがえる逸品にテンションが上がってくる。

さて、いよいよお酒を注いでみようか
最初に飲むのは何が良いかな・・・と考えた結果。

一番好きなスコッチの「グレンリベット15年」をロックで頂くことにした。

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もう美しい!

最高だ。

今までのロックグラスも良かったが、これは「格が違う」と思わせてくれる

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お酒と、氷と、グラス
この3つが合わさるとこんなに綺麗な景色になるなんて・・・

飲み始めると、大きく削り出した氷がグラスの内側をこすって「カラカラカラ・・・」と綺麗な音を立てる

BGMなんて要らない、この氷の音と美味しいお酒があれば最高の家飲み空間だ。

ウイスキーは専らストレートで飲むことの多い僕だけど、このグラスを買ってからロックで飲む機会が格段に増えた。

それは「このグラスで飲む時間」が好きになったかもしれない。

「良いお酒には、良い服を」

これはまさに至言だなと感じた秋の夜である。


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