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認定NPO法人フローレンス様と保育ソーシャルワークの情報交換をしました!

先日、認定NPO法人フローレンスの保育ソーシャルワーク事業の方と情報交換を行いました。
認定NPO法人フローレンスという日本のソーシャルビジネスを牽引しているようなところが弊社と対等にお話をしてくれるのか(笑)と不安に思っていましたが、悩みどころは一緒!!しかも激アツな方々! 
「来週も会いましょう!」と再びお約束したくなるほどです。
丁寧で穏やかなお二人の表情の下にみなぎる情熱を感じました。

思いある同業の方と話ができるのはとてもありがたい機会です。
このご縁を繋いでくださったのは、福岡で一早く周産期のソーシャルワークを始められた先輩ソーシャルワーカーさんでした。

“ 人って繋がりの中で生きているのね”
“ 仕事って繋がりの中で生まれるのね”

を実感している日々でございます。

さて、それではお話の内容に触れていきます。

認定NPO法人フローレンスでは、現在、東京都中野区の委託を受けて、中野区の保育園やフローレンスが運営している保育園等に対して、保育ソーシャルワークを実施しています。

中野区の保育園は119園。
これだけの数の園をフォローしていく為のたくさんの工夫がなされていました。効果的に対応家庭を把握するためのチェックリストの活用、「まさか、まだ大丈夫よね」の正常性バイアスを突破するための客観的指標の活用等々すぐにでも取り入れていこうと思えるヒントを沢山いただきました。

弊社に対しては「個別に園と直接契約でこの事業を成立できているというところに、驚きと情熱を感じます」というお言葉をいただきました。

ありがとうございます!

ここについて少し深堀りしますと、認定NPO法人フローレンスさんが展開なさっている保育ソーシャルワークと、弊社のそれについては、それぞれの良さと役割があります。

フローレンスさんのように、公的な福祉として、その地区の園全体のフォローを考える、公的な保育ソーシャルワーク。

株式会社ソーシャルワーク福岡のように、契約園様の園児・家庭・先生方のことを細やかにシームレスにフォローしていく株式会社(民間事業)としての保育ソーシャルワーク。

どちらにも意味があり、それぞれは共存・協働・併走できる体制であると私は考えています。

そのような事業背景から、フローレンスさんの保育ソーシャルワークの形式は、各保育園に常駐しておらず、インテークは電話で受け、必要に応じて保育園に訪問する拠点巡回型タイプ。

一方、株式会社ソーシャルワーク福岡では、月に1回など、保育園に定期的に訪問し、6時間程度滞在して様々な相談に応じる配置型タイプ。

それぞれの役割に応じて、関わる形態が変わり、「保育ソーシャルワークを展開するには、どのやり方が効果的なのか」というのが今後の行政の制度設計の議題にあがってくるとは思います。

しかしながら、どのような動きが始まっても、弊社が目指すところは「いつも暮らしている所で会えるソーシャルワーカー」であり、ソーシャルワークがもたらす「予防」の効果に価値を置き、走り続けていきたいと考えています。

株式会社ソーシャルワーク福岡は、この「契約園への配置型」で、まずは福岡県のたくさんの保育園、幼稚園、こども園の皆さまとそこに関わる子どもと家族をサポートしていきたいと思います。そのことが地域の福祉力を上げ、人々の暮らしやすさ、「よく生きる, well-being」に繋がると信じています。

その他、今回の情報交換会では、保育ソーシャルワークのやり方、支援記録の書き方、おすすめの資料・社会資源などなど…話が尽きませんでした。

特に、保育ソーシャルワークの流れを知ってもらうための工夫については大いに盛り上がりました。

保育ソーシャルワークの流れ

弊社では昨年秋ごろより、ソーシャルワークの効果測定を始めています。

株式会社として個別契約で園さんに入っていくからには、弊社が関わらせていただく事で、「どのような未来をもたらす可能性があるのか」をわかりやすく伝えて行く責務があると思っています。つまり、メリットですね。

フローレンス様もわかりやすく伝える努力として「事例」を交えた研修を実施なさっていると教えてくださいました。

私たちも保育ソーシャルワーク実践例を発信し、「先生方や保護者様たちの何か気になる、でもどうしたらいいんだろう」について、伴走しているプロセスを皆さんと共有していきたいと思います!

認定NPO法人フローレンス様、沢山のヒントと今後も走り続けていく力のおすそ分けをありがとうございました!

保育ソーシャルワーク実践例

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保育ソーシャルワーク・学校ソーシャルワーク導入相談受付中

新年度に向けて、保育ソーシャルワーク学校ソーシャルワーク導入のお問い合わせが増えております。それぞれの園や学校の想いを丁寧に聴きとりしています。お受けできる数も限られていますので、気になっている園の関係者の方々はお早めにお問い合わせください。

お問い合わせ先

ソーシャルワーク福岡:info@sw-f.jp

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2023年3月29日西日本新聞朝刊の一面に弊社の保育ソーシャルワークの取り組みが掲載されました。ぜひ、ご覧ください!
『保育の現場にも「ソーシャルワーカー」 発達の悩み、貧困…就学前から支援』

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2023年10月18日マイナビ保育士が運営する情報サイト「ほいくらし」に保育ソーシャルワークの取り組みが掲載されました。

『保育士や保護者の「なんか気になる」を解決!子どもも大人も幸せになる保育ソーシャルワークとは?|株式会社ソーシャルワーク福岡』



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