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【2024年10月前半相場】サラリーマンでも出来る資産形成

急に秋めいてきた10月、高値圏ではあるものの株価と為替の変動が激しいような気がしています。

ありがたいことに資産額も育ってきたからか、1日単位で月給以上の金額が上にも下にも簡単に動くことが半ば日常化してきました。

が、もう慣れっこです、全く心が動きません。

たまたま一緒に飲んでいた友人が「外資の会社に転職した」とのことでその場のノリでアメリカ個別株($VEEV)へ投資を始めた2018年。

その後、2020年コロナ相場の頃には米国個別株集中投資をしていて、コロナショックをモロに喰らいながらも個別株命。
※今思えば本当にリスキーだった

資産総額が当時とは違うので1日の資産変動額は今よりも小幅でしたが、日々一喜一憂でかなり怖かったことを記憶しています。

それから4年、当時は個別株90%でしたが、現在金融資産ポートフォリオにおけるインデックスファンド比率が約90%となり、資産変動額不感症となっています。

なにもかも当時は想像もしていませんでした。

時間と慣れ、そして経験の蓄積は偉大な力なのだと改めて感じています。

それでは、10月前半の振り返りです。


■起きている事


●米国10年債利回り

10月前半の金利動向としては上昇です。アメリカ10年債利回りは4%を越えて来ました。


●株式マーケット観察

-S&P500

史上最高値の更新を続ける強い相場です。一部の大型株だけが上がる様な相場ではなく幅広く強い株式マーケットとなっています。

-市場センチメント

強欲を示しています。個人的には恐怖の方が株を買いやすい心理になってしまいました。


●経済指標観察

-米国 雇用統計

文句の付けようのない良いデータとなりました。

平均時給の上昇をみるとむしろインフレ再燃を懸念した方が良いのではないか?と思わせるほど堅調な雇用市場を表していると思われます。

次のCPI(消費者物価指数)でこのあたりの懸念が晴れると株式市場は素直に一段と上昇するかもしれません。


-米国 消費者物価指数(CPI)

全て予想を上回りました。前回とはほぼ同水準なのでめちゃめちゃ悪い訳ではなさそうですが微妙にイヤな感じのデータです。


●気になるニュース

-中東情勢緊迫化

ここにきて、イスラエルとハマスの戦いが、イスラエルとイランの戦争になりそうな中東情勢です。

10月1日にイランがイスラエルへ弾道ミサイル約180発を発射し、そのうち約30発がイスラエル南部ネバティム空軍基地周辺に着弾したと報じられています。

ここからさらにイスラエルはイランへ報復攻撃をするのかは未知数ですが、もし交戦が激化すれば、世界経済全体にも影響を与えることは間違いありません。

このことから、10月前半は中東リスクによるリスクオフの動きも見られ、原油価格も上昇をしています。


■10月前半にしたこと


●石破ショックに被弾

9月30日のTOPIX

ギャンブルと割り切り、自民党総裁選当日に高市氏の勝ちに賭けてTOPIXを50万円ほどロングしたのですが、結果としては石破新総裁誕生となり目論見が外れました。

投資でも何でもないただのギャンブル。政治でギャンブル。

翌週9月30日に日本株は大幅安となりマーケット開始直後に▲2.98%の損切りをしました。

ギャンブルはダメ、ゼッタイ。


●成長投資枠240万円埋めた

10月4日の自動買付日に予定通り、NISAの成長投資枠年間上限240万円の消化を達成しました。

10月4日時点

選挙前は株価が不安定だとか、10月はアノマリー的に良くないとか、中東情勢が緊迫しているとか、また円安だとか、株を買いたくないような不透明感満載ですが、これもいつものことです。

基本動作としてタイミングを図らず、長期・分散・低コストを遵守したバイ&ホールド作戦。筆者レベルの能力にて、適切なタイミングで適切な投資対象を選べると考えてはいません。

この後年内は10月後半、11月後半、12月後半に残りの積立投資枠を埋めてフィニッシュです。

まだまだ先は長いので通過点に過ぎませんが、向こう4年間NISA枠のフル消化が出来るように頑張っていこうと思います。


■10月後半にやること


●子供名義証券口座で株を買う

先月、児童手当が満額復活をするというニュースを受けて、今後受けられるであろう手当分を株式に変えるべく、60万円×2人(120万円)を子供たちの銀行口座から子供たちの証券口座に移しています。

半分の30万円(2人で60万円)は9月に株式の買い付けを済ませていて、残りの30万円(2人で60万円)を10月に買い付ける予定となっています。


●箱根のユネッサンへ

3年ほど前に東京から静岡に引っ越しした友人がいます。コロナ禍によってリモートワークが認められ、いつかは地元に戻り家業を継ごうとしていた友人は、仕事を辞めることなく地元に戻りました。

そんな友人宅へお泊りも兼ねて箱根温泉を経由地として小旅行をしてくる予定です。

温泉特有の情緒は微塵もありませんw、もはや温泉というよりはプールですね。

ただ子供にとってはこちらの方が間違いなく好きな遊び場でしょう。少し寒くなってきたこの時期、子連れのお出かけにおすすめです。


■まとめ


アメリカは9月に利下げサイクルに突入しています。

これまで米国10年債利回りも下落基調を強めていましたが、10月前半の強い雇用関連データ(ADP、JOLT、雇用統計)を受けて、短期的な下落トレンドを一旦上抜けしそうな展開。

米国10年債利回りは4%を超える動きになっています。

10月7日時点

教科書的に金利上昇は株価には逆風なのですが、それでも米国の主要株価は高値を維持しています。

市場参加者はインフレ退治と共に景気後退に陥ることなく利下げ局面を迎えるというソフトランディングを織り込んでいるように見えます。

為替に関して、日本の総裁選前後の乱高下はありましたが、それを無視すれば、米国金利の上昇に伴って、ドル高へ向かうという素直な動きをしていました。

ドルインデックス
ドル円チャート

地政学リスクに関して、イスラエルとイラン間の中東情勢は緊迫化しており、今後もし大規模な戦争に突入するとなると原油価格高騰からのインフレ再燃リスクや機関投資家のリスクオフムーブなど経済的影響は避けられません。

また米国の決算発表シーズンも今週から始まり、各企業業績にも注目されよう。

今のところアナリストのEPS(1株あたり利益)予想も24年、25年と伸びてくる予想となっているので、比較的好業績が期待されています。

出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2023年8月30日)

この好業績期待をひっくり返す内容になると相場は崩れる可能性が高そうです。

と、いう感じで色々ありますが、長期目線での投資の場合、極論としてこれらは全て無視して良いし、今年来年再来年の景気や相場が良かろうと悪かろうとほぼ関係ありません。

様々なリスクは常に存在しており、それらリスクを引き受けるからリターンがあると投資の基本に立ち返って、淡々と投資継続をしていきたいと思います。

自分でコントロールできる事に集中するのみです。

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