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【2023年1月後半の脱獄記録】サラリーマンでも出来る資産形成ノンフィクションエンターテイメント

今国会で増税の話だけは着々と検討を加速させてる模様ですが、皆さま如何お過ごしでしょうか。

株は冴えない!増税だ!

と、個人投資家サラリーマン的にまだまだ季節は冬です。

だ・か・ら、こそ、“今自分の出来ることに集中する”が大切ですね。

それでは1月後半、いってみましょう。

■起きている事

●米国10年債利回り動向

後半少し上がっている

1月を通して方向性としては下げてきましたが、月末にかけて少し上げてきています。去年の10月21日に付けた天井からのダウントレンドを継続出来るかに注目 ↓

●株式マーケット観察

1月バロメーターであってくれ

1月は株高でした。2022年からのダウントレンドラインがちゃんとサポートラインに変わるかに注目です。株価を形成する大きな要素は金利と業績です。現在金利はインフレと雇用含む景気が鍵を握っています。業績に関しては決算シーズン真っ只中なので、観察ですね。


●経済指標観察

-中国 GDP

予想は上回るも…

予想を上回る数字で、ゼロコロナ政策後の復活を期待するように株式マーケットは反応しましたが、GDP成長率は長期的にはダウントレンド継続です。

また、中国は22年末の人口が約60年ぶりに減少に転じています。人口ボーナスを失いつつある中国はこの先、日本の二の舞になってしまうのでしょうか?

個人的な話になりますが、自身のポートフォリオ内のサテライト部分で運用している新興国枠では中国比率ゼロを維持しようと思います。


-米国 ニューヨーク連銀製造業景気指数

製造業指数は大幅悪化

今はサービス業のインフレと賃金上昇が重要視されているので、関心度合いは比較的低いですが、本指標はビックサプライズ。

▲32.9はコロナショック時を除けば、2008-2009年のリーマンショック時と同等に悪い数字です。

不景気→金融引締め解除方向です。

-米国 生産者物価指数(PPI)

PPI はCPI の先行指標

生産者物価は予想&前回を下回りました。物のインフレはしっかりと下がってきています。特に供給制約による物価高は終了の様相です。

-米国 PCE物価指数

予想と一致

PCEは予想と一致。昨年対比では減速傾向です。第2波が来るのか来ないのかは分かりませんが、今回のインフレは一旦ピークアウトが鮮明でしょう。

■1月後半にしたこと

●ポートフォリオ微調整完了

2021年から取り組んできたポートフォリオのコア・サテライト化も昨年で概ね完了したので、今後はマクロ経済やアメリカの金利環境を鑑みた微調整をするだけになりそうです。

2023年以降を考え、キャッシュポジションを除き、以下のような型としています。

新興国とヘルスケアが同等の比率になりました


リスク資産の状態

・23年末時点では【コア85%:サテライト15%(キャッシュポジション除く)】の比率にしたい

・サテライト部分に関しては今のところヘルスケア、新興国、旅行観光をベースとする

・新興国部分の中身は中国、台湾を除く、南アジア、東南アジア、中東、中南米、東欧、アフリカと幅広に分散

●気になる決算

金融セクター全体:
全体を見れば明暗が分かれた決算内容です。全行共に投資銀行部門はボロボロでした。また貸倒引当金を大幅に引き上げています。これは不況の到来を読んで焦げ付きが多くなると踏んでいる模様。

そんな中でもJPモルガンやモルガンスタンレーはまだマシな決算でした。ゴールドマンサックスやウェルスファーゴは悪い決算でした。

Netflix:
EPS ✕、売上高◯、ガイダンス✕。
新規会員数が予想を大きく上回りました。ヘイスティングCEOが退任。

P&G:
EPS ▲、売上高◯、ガイダンス✕。

コスト増を価格転嫁により凌いでいる様子。FY23通年ガイダンスの売上高をミスしました。

Microsoft:
EPS 〇、売上高✕、ガイダンス✕✕。
注目していたクラウド事業に関しては堅調のようで予想$21.4Bに対し結果$21.5Bと予想を上回りました。しかしAzure成長は減速を見込んでいるようで為替影響を除き▲4%~▲5%とのガイダンスがありました。

テスラ:
EPS ◯、売上高◯、ガイダンス◯
注目は納車の見通しです。来年の見通しは納車の成長率は3%程下がるものの順調に増えてますね。
▶️結果
Q 4は、納車: 405,278(+31%)
FY22トータルは、納車:1.31M(+40%)

▶️FY23ガイダンス
納車: 1.8M(+37%)
  

●妻の給料が上がった

妻の給料が上がりました。年収換算で約400,000円程増えるようです。

これは大きい。

特に妻本人に心当たりはないらしいので、昨今のインフレを考慮してということでしょうか?やはりプライム市場上場企業は違いますね。

いつも妻には感謝です。共働きは心強い。

■2月前半にやること

●決算精査

決算シーズンが佳境を迎えています。

注目は2020年、2021年に株価急上昇をけん引し、この10年に及ぶ長期アメリカ株式市場の成長を担ってきたGAFA等メガテックの決算です。

もしこれらの企業の成長が止まった時、市場はどこに成長を探し、どこに投資資金が流れるのか、このあたりをしっかりと見極め、考えて行きたいと思います。


●コツコツ積立てる

毎月の積立投資は兎にも角にもの最優先課題。心を石ころの様に無にしてコツコツと前進していきます。

ちなみに来年のNISA拡張に際しては、ここの「特定」部分をまずは「NISA」に変えるのみでNISA枠を月256,000円(年間3,070,000円)埋めることが可能になるので、だいたい5年8カ月で生涯限度額である18,000,000円を埋める計算になっています。

(5年8カ月、今の収入を担保できれば…の話ですが。。。)

プラス妻名義のiDeCoもあります


40万積立+40万スポット×2人分=160万円


■まとめ

各種経済指標はアメリカのインフレ沈静化をシグナルしています。

世界的にも株式市場は2023年に入り少し元気を取り戻し始めた気配です。

最近の金融市場の動向を見ていると、「悪いニュースは、良いニュース」のフェーズは終わったのか?という動きも見え隠れしてます。

決算シーズンも本格化してきており、全体感としては冴えない決算が多い印象。

ただ、今回悪い決算続出で株は大暴落!ということを言ってた人達の予想は今のところ実現していません。所詮短期の株価の予想は占いと同じ。

今年の米国株は↑なのか↓なのか、まったくわからないです。個人的にはズンズン上がってほしいのですが、そんな自分の希望は戦略ではありません

リスクフリー資産は現金のみ、リスク資産は株式のみのコアサテライトポートフォリオで、”株を買ってずっと持つ”が私の戦略です。

さて今週は、今年最初の連邦公開市場委員会(FOMC)です。

こちらはほぼ0.25%の利上げで決まりだと思います。注目は今後の金融政策に関して何かシグナルされるかですね。

しかしFOMC後どうなるか、毎度のことながら私には分からないので、いつも通り積み立てを継続しながら、金利を睨みつつ、目先は新興国株をサテライトで運用し、市場をアウトパフォームする運用を試みたいと思います。




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