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【2024年7月前半相場】サラリーマンでも出来る資産形成

これからがサマーラリーなのか?今がまさにサマーラリー真っ只中なのか?まさか、もう6月で終わってたのか?

筆者個人的感覚では6月から始まり現在7月前半はまさにサマーラリーかなと思っています。

隣の芝生にふと目をやると、今年はM7が目を見張るリターンを上げていて、FANG+やS&PTop20など大型テックに絞ったファンドがオールカントリーやニューヨークダウ、S&P500を大きくアウトパフォームしています。

人間の煩悩ゆえ目移りしないこともないですが、ともあれ、自分の決めた航路を守ることが大事です、良い時も悪い時も。

それでは7月前半の振り返り。


■起きている事


●米国10年債利回り動向

7月前半、金利は低下しています。特に11日の消費者物価指数が予想を下回ったタイミングで大きく動きました。

●株式マーケット観察

-S&P500

-市場センチメント

株価は堅調な7月前半です。S&P500種株価指数は今年35回程最高値を更新しており、7月10日には終値で初めて5600を上回った場面もありました。


●経済指標観察

-米国 雇用統計

平均時給:前回より↓、予想と一致
雇用者数:前回より↓、予想より↑
失業率:前回より↑、予想より↑

労働市場の鈍化を示しています。雇用者数の内訳を見ても政府部門の増加が全体を押し上げており、民間雇用者数は減っています。

ちなみに、サームルールという「直近三か月の平均失業率から直近の一番良かった失業率を引いた値が0.5を超えるとリセッションに突入する」というサーム氏が発案したバロメーターがあり、現在これに該当しています。

アメリカ失業率
・2024年6月:4.1%
・2024年5月:4.0%
・2024年4月:3.9%
◆直近3か月平均:4.0%

・2023年4月:3.4%
◆直近3か月平均-直近の最良の失業率=0.6

サームルールに該当した/出典;FRED


-米国 消費者物価指数(CPI)

利下げも近いか

CPIは予想を下回りました。


●気になるニュース

-どうなるアメリカ大統領選挙

バイデン大統領は更に向こう4年任期を全うするにはさすがに高齢すぎると個人的には感じていますが、日本人に投票権がありませんので見守るのみです。


■7月前半にしたこと


●38歳になりました

筆者は7月が誕生月になります。ありがとうございます。

以前読んだ書籍「限りある時間の使い方」の中で”人生とはだいたい4,000週間である”という表現がありました。

定義としては人の平均寿命83.3歳を週に直したものになるのですが、これに当てはめれば筆者の場合、残された時間は2,160週間ということになります。

もうすぐ折り返し。

基本的にはなるようにしかならないと思っているので、可能な限り面白おかしく残りの時間を過ごせたら本望ですね。


●給料が減りました

不思議です。

なにかチョンボをした記憶もなく、筆者の担当事業は半期ベースで過去最高益を更新、YoYでも辛うじてアウトパフォームしているのですが。。。

月額で約20,000円の減少という惨事です。

筆者は株価も読めませんが組織からの評価は更に読めません。

その意味では、自分のやるべきことに集中するのみ。

引用:鬼滅の刃より

自身のコントロールできる事、コントロールできない事を正しく把握し、可能な限り、自身のコントロールできることに意識もリソースも集中する。

サラリーマンであれば定期的に訪れるであろう”他者からの評価/査定”によっての所得増減。ただ、他者の思考や感情、また経済情勢は自身ではコントロールできません。

筆者自身は向こう4年半で1,620万円分のインデックスファンド積み立てを中期のマイルストーンにしていますが、積み立ての財源は労働から得る勤労所得です。
※1年で360万円、5年で1800万円の株式買付

向こう4年半、この期間中で多少の所得増減があろうと、この計画を計画通り遂行するため、現金余力を事前に確保してあります。
※未来の不確実性を鑑み現金余力を確保することは自身でコントロール可能なのこと

金融理論に沿えば、「余剰資金が出来次第、金融市場へ即投入」が最も合理的です。

しかし、この計画は今から1年半前に立てました。

計画から遂行まで約6年という長い時間のなかで、筆者の精神衛生を適切に保つクッションとしての役割をこの余剰現金ポジションが担ってくれますので、数理的には非合理なことも、自分にとっては合理的な判断となり得ると考えています。


■7月後半にやること


●決算精査

来週からは決算シーズンが本格化します。下記はマイウォッチリスト。

サテライト枠で保有する各種ETFや個別株に関して、、、

ETF:$EPI、$VHT、$SHV
個別株:$CRWD、$NVDA、$ALAB

保有ETFはアメリカもインドもブル相場の真っ只中なので売る理由がありません、ホールドを継続。
※$VHTは5年ほど握っていて長期熟成中

個別株式に関しては良い決算が確認できる限りはホールドを予定しています。場合によっては、$SHVを売って買い増しもあり得ます。


●相場が良い時にこそ準備を

筆者のスタイルとしては適時のリバランスや短期でのトレードをあまりしない形なので、厳密には準備もなにもありませんが、心(メンタル)の準備はしておいたほうが良さそうだなと考えています。

2024年これまで、株式相場は驚くほど良いパフォーマンスとなりました。

上半期だけでS&P500指数は+14%

このように相場の良い時にこそ、いつか来るであろう調整相場や弱気相場を脳内でシミュレーションし、資産の減りを数字に起こしてみて疑似体験し、その時に極力動揺しないように準備したいと思います。

とはいえ、苦しい局面でやることはシンプル。

「絶対に売らずに、買い向かい続ける」

これだけです。

行動予定は事前に決めておけば、局面での迷いは減ります。


■まとめ


株式相場は上半期に素晴らしいパフォーマンスで終え、下半期に突入しました。

引き続き、一部の大型テック企業が株価全体を引っ張っている状況です。

これまで、インフレ鈍化を示す各種経済指標がアメリカ長期金利を下落方向へ向かわせていましたが、7月前半に発表された雇用統計でも引き続き労働市場の鈍化を示し、サームルールにも該当しました。

これにより市場参加者の利下げ予想は前倒しされ、一回目の利下げは9月と織り込んでいます。

消費者物価指数ではディスインフレが示され金利は一段と低下となりました。

来週からは2Qの決算発表シーズンが本格化します。注目は現在の相場を支える大手テック(Apple、Google、Meta、Amazon、Nvidia、Microsoft、tesla)企業群の業績と見通しかなと思います。特にAmazonのAWS、MicrosoftのAzure、GoogleのGoogleCloudの成長率に注目しています。

ここが崩れると相場全体が一気に崩れても全く不思議ではありません。

ここらが崩れず持ちこたえ、この先ついに「利下げ」ということになれば、中小型株、グロース株のターンになるかもしれませんね。

そうなるといわゆるソフトランディングが成立しそうな雰囲気です。

とにかく、ある程度経済やマーケットがどうなろうと、自分の出来る準備と行動を丁寧に積み上げていくことしか出来ません。

未来はどうなるか分かりませんが未来は今の行動の積み重ねの先にありますからね。

慢心せずに、楽観的に、今年後半戦もボチボチやっていこうと思います。

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