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【23年9月後半の脱獄記録】サラリーマンでも出来る再現性の高い資産形成ノンフィクションエンターテイメント

久々に来てますね、米国株の調整局面。

今年2023年3月ぶりの調整局面。

さわやかな秋晴れの朝、目覚めるとお金が減っている調整局面。

会社の椅子に座っているだけで資産が溶けていく調整局面。

毎日毎日新型iPhone買っているかのような調整局面。

しかし、大丈夫です。


■起きている事


●米国10年債利回り動向

長期金利はキレイな右肩上がり

長期金利の上昇が止まりません。節目として考えられていた4.5%も突破し、2007年以来16年ぶりの高さです。これだけ金利が高いと株式マーケットには相当ネガティブな環境だと思います。

●米国株式マーケット動向

S&P500は4200台へ

8月15日に50日移動平均線を下に抜けてからの調整局面が続いており、9月21日以降の下げピッチは久しぶりに強烈なものになりました。エネルギーセクターを除く殆どのセクターが下げています。

9月のセクター別ヒートマップ

長期金利の上昇が落ち着くまでは積極的に買いに行ける環境ではありません。


●経済指標観察

-米国 FOMC(連邦公開市場委員会)

想定されていた通り、政策金利は据え置きで利上げはありませんでした。以降の金融政策に関しては「今後のデータ次第」のスタンスも不変。利下げ時期については言及しませんでした。結論ノーサプライズ。

ポイントとしては、経済が思ったよりも強いので、「金利を高く、長く」のシナリオが補強され、FRB参加者の今後の政策見通しが前回比較でタカ派に傾いています。

24年末時点の政策金利予想ドットプロット中央値が引き上がっています。今回のFOMC後、市場参加者はこの点に反応していました。

後藤さんのYouTubeから引用



-原油価格が止まらない

WTI原油先物価格が年初来高値を突破しています。サウジアラビアを中心とする産油国の減産が大きく影響している模様です。

石油大手サウジアラムコの上場が近く、原油価格を高く保っておきたい産油国側の思惑があるようです。

目下、インフレ退治にも逆風です。


-米国 PCE物価指数(個人消費支出)

バグってるのか?

とりあえず、コアは予想を下回りました。ちょっとバグってるらしく、色付けがよく分からない感じですが、インフレは下げてきてるという認識でオッケーですね。




■9月後半にしたこと


●$EPI(インドETF)微量買い増し

インドを対象にしたカントリーETFを新高値更新タイミングで微量買い増ししました。

この銘柄は去年2022年10月から仕込んでいる銘柄です。その時にも「既にインドは高い」と言われていましたね。

しかしこれまで順調に上がってきました。株価が高くなったら買いづらい気持ちはなんとなく分かります。

株を始めた頃はパラディソもそう思ってましたが、今は新高値を買いに行くことに躊躇しません。

現時点の株価は今ある利用可能な材料をすべて織り込んでいる(効率的市場仮説)という前提であれば、新高値更新とは今までとは違った重大な何かがその投資対象に起っていると考えられます。

これまでと違う、全く新しい評価が生まれている瞬間とも言い換えることが出来ると思うのです。

さて、「インド」ですが、これまで新興国の優として世界の経済成長をけん引してきた中国経済の異変を受け、今まさに全く新しい価値が生まれているのではないでしょうか。

$EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド)とは
①総経費率 0.84%
②利益額加重に基づき構成銘柄を選定
③ファンドの保有銘柄数は307銘柄
④大型株から小型株まで幅広い銘柄を含む
⑤インドルピー建ての株式に投資する


●個別株をすべて売却

FOMC前の9月18日に$MDB/$CCL/$NCLHの3つを損切し、これにて個別株をいったんすべて払いました。$MDBに関しては8月末の好決算起点で微量の試し玉を建てたのですが、思ったように動かなかったので撤退です。

カーニバル、ノルウェージャンクルーズは2021年からアフターコロナ銘柄として”予約状況のみ”を手掛かりにホールドしていましたが、米国10年債利回りが危険水域を突破したことでポートフォリオのリスクを最小にすべく、ここで手仕舞いです。

9月20日時点の10年債利回り

これらと入れ替える形で、$VDE(エネルギーセクターETF)をポートフォリオに加えました。


■10月前半にやること


●調整が来ればジュニアNISA全埋め

2023年の入金枠80万円をすべて消化する設定はしているものの、Buy the dipのタイミングで拾い、有終の美を飾りたいところです。

今年は積立分40万(毎月33,000円)、スポット分40万で分けて、これまで同様「楽天全米株式インデックスファンド」と「eMaxisSlim 全世界株式インデックスファンド」を積み上げていく予定。

早速1月3日にスポット分の半分を長女、次女の各口座で合計400,000円分買い付けています。

1月16日投稿のnoteより

まあ、結果論ですが1月に全額埋めるのが正解でしたね。


●調整が来れば特定口座でも買う

Buy the dip(押し目買い)のターゲットラインはS&P500で$4,090~$4,200前後↓

ACWI(オールカントリ―ワールドインデックス)で$89~$90前後

このあたりを刻んで買っていこうと考えています。


■まとめ


いろいろありますが、一言で表現すれば調整局面です。

そして今、最も注意深く観察したい指標はアメリカ長期金利。2007年以来15年ぶりの水準まで上昇しています。株式にとって逆風です。

が、しかし。大丈夫です。

筆者が採用するコア比率85%超えのコアサテライト戦略の上では、大筋としては淡々と買っていくのみなので、大丈夫です。

筆者自身もあれやったこれやったとこれまで書いてきてますが、動かしている金額ベースではごく少額になるので大勢に影響はありません。

そもそも論になってしましますが、今年は1月から見ても強気相場で、インデックス投資の年平均リターン(5%~8%)を大きく超えるパフォーマンス(9月下旬時点で12%程)を見せていますので、このくらいの調整が来ることは平常運行。

忘れないで頂きたいことは、今の相場環境は大局的に見れば2022年10月を起点としたブル相場の中にいます。

ブル相場は過去データによれば、思いのほか長く続く傾向があり、このブル相場は1年しか経過していません。高値からマイナス20%を超えるベア相場転換しない限りは静観でOKです。

Source : イェール大学「ONLINE DATA ROBERT SHILLER」

むしろ相場が動き始めたので、安く拾えるチャンスタイムが来そうだとワクワクしています。


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