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忌むべきテロリスト

前編「なぜ貴重な美術作品にトマトスープを投げるのか…環境保護団体が抗議活動をテロ化させている本当の理由」
後編「世界はもうすぐ終わるのに、バカなみんなはわかっていない…環境保護団体がテロ活動に走る根本原因」
(PRESIDENT Online/浜野喬士)


 この世の中、テロリストというのは居るものである。
 テロリズムとは何かというと、Wikipediaでは次のように解説している。

~ 政治的目的を達成するために、暗殺、殺害、破壊、監禁や拉致による自由束縛など苛酷な手段で、敵対する当事者、さらには無関係な一般市民や建造物などを攻撃し、攻撃の物理的な成果よりもそこで生ずる心理的威圧や恐怖心を通して、譲歩や抑圧などを図るもの ~

 Wikipediaが絶対の正解とは全く思わないが、この説明は同意出来る。
 気候変動人為説というのは、何度も何度も何度も何度も嘘である事が明らかにされている。嘘を是とし、それを他者にも強要し、拒む者に対しては違法行為も辞さないというのだから、引用した記事に登場する JSO や LG は間違う事無きテロリストである。
 我々はこの様な存在に対し、断固として立ち向かわなければならない。


 左翼、全体主義者というのは、大きく分けて2種類である。
 1つは、一般大衆を支配し搾取したくて、あの手この手を凝らして自由と人権を奪おうとする極悪人。
 もう1つは、ソイツらが展開するプロパガンダに洗脳され、支配下に置かれて搾取されている事にも気が付かない愚図である。

 左翼、全体主義者というのは、「今から貴様らを支配し搾取するぞ」と言いながらやって来る事は無い。
 自由、人権、平等、生命、健康、環境、未来といった、耳触りの良さそうな言葉を携えて、「守ります」「保護します」「未来の為です」などと、良い顔をして近付いて来る。
 そして、破綻するに決まっている制度、邪魔なだけの規制を作り、それによって湧いて出た利権をチュウチュウと啜る。
 詐欺である。
 この様に考えると、左翼、全体主義というのは詐欺師の一形態と言って良かろう。

 さて、その詐欺師が考案した搾取の手法、その1つが気候変動人為説である。
 因みに、気候変動と言う前は温暖化と言っていた。都合が悪くなる度に、手を替え品を替えプロパガンダの延命を図るのは、カルト布教者に共通の習性である。
 コレの主目的は、「一般大衆にはエネルギーを自由に使うなどという贅沢をさせない」という事である。

 産業革命によって人類社会は大きく進歩したが、何より素晴らしいのは、広く一般大衆にまで自由と富が齎された点にあると言えよう。
 経済成長の恩恵である。
 ところで、現代において経済活動の多くはエネルギーを消費する。エネルギーとは化石燃料である。化石燃料を使えばCO2が発生する。大気中のCO2濃度が増える事の恐怖を煽れば、経済活動を制限させられる。
 左翼、全体主義者にとって、一般大衆が富む事は恐怖の対象である。富は自活の原動力となり、知識を呼び込む。そうすると、人は不必要に政府の(嘘っぱちの)保障など必要としないばかりか、それらの欺瞞を見抜く知恵をつける。「詐欺だな!?」と気がつく者が増える訳である。

 左翼、全体主義者は、一般大衆が富む事を制限したい。その為のあの手この手であり、その為の気候変動人為説である。


 気候変動人為説は嘘である。
 嘘を事実として盲信する。嘘を嘘として扱う者を攻撃する。カルト宗教の手口である。即ち、JSO や LG はカルト宗教から派生したテロ組織と言える。
 ただ、普通(?)のカルト系テロ組織と違うのは、多くの人が気候変動人為説をカルト宗教だと認識しておらず、カルト宗教扱いする事すら良しとしないプロパガンダが蔓延している点にある。これは大きな問題である。
 引用した記事から抜粋してみよう。

 JSOやLGを批判的に見る人(そこには私も含まれる)は、彼らを「おかしな人」たちと考える。

出典:引用した記事の後編より

 「批判的に見る」などと、生温い事を言っている場合では無い。彼等は間違う事無きテロリストである。
 「おかしな人」では無い。「悪人」である。
 彼等の多くは騙されているのであろう。だが、「騙されていただけです」「洗脳されていたんです」と言えば、罪は無くなるのか。
 そんな事は有り得ない。精々、情状酌量の余地があると言った程度である。

 引用した記事では、解決案めいた提言が書かれている。

1.まずは議会の中の民主主義にまだできることがあると信じ、立法、政策といった民主主義の王道で粘ってみることを重視するべきだ。
2.次に議会の中の民主主義が機能不全に陥っている場合にやむを得ず行われる、自己抑制的で非暴力的な市民的不服従、つまり、つねに自己が誤っている可能性を疑い、自己点検を怠らない市民的不服従については、正当に評価するべきだ。
3.そして抑制を欠き、自分たちの正義の無謬性を狂信し、カルト的な要素すら含む活動については、そこに市民的不服従の名を認めず、距離をとるべきだ(JSOやLGらの思想的背景を研究することは、ここに貢献することになる)。

出典:引用した記事の後編より

 著者はこの提言を、自分自身で「凡庸」と評しているが、それでは評価が甘過ぎる。「的外れ」と評するべきであろう。
 JSO や LG の様な集団は、カルトを母体としたテロ組織である。
 一般大衆にとってテロ組織というのは害悪である。
 この様な害悪から一般大衆を守るのは、「国防」或いは「治安維持」の領域である。民主主義でどうのという様な次元のハナシでは無い。
 国防や治安維持は政府の仕事である。JSO や LG の様なテロ組織が取り締りを受けていないのなら、それは政府がやるべき事をやっていないという事である。政府というのは政治家によって構成される訳だが、政治家を選んだのは国民である。
 バカな国民がバカに投票する。バカが政治家になる。バカな政治家が飽和すれば、政党丸ごと、政府丸ごとバカになる。

 「絵画にトマトスープをかけたヤツらは逮捕されたのだろう?治安維持は機能している。」
 「JSO や LG の様な組織の犯罪行為は、きちんと取り締まられている。」
 この様に考える者。これが、治安維持の機能不全に気が付かないバカ者である。
 何度も書いてきた様に、気候変動人為説というのは嘘である。左翼、全体主義者によるプロパガンダという以上の意味は存在しない。
 それを流布せんとする行為。これが既に犯罪である。
 気候変動人為説を事実として認める様、他者に強要して逮捕された者がいるか?
 CO2削減を強要した罪で、有罪判決が下された判例はあるか?
 カーボンニュートラル関連事業に補助金を付けるという汚職に手を染めた政治家は、それが原因で辞任に追い込まれたりしたか?
 これらの様な事例は唯の一つも存在しない。
 多くの人を害するプロパガンダの流布が一切の取り締まりを受けない。これをして「治安維持の機能不全」という以外の表し方があるだろうか。


 フロンガス、DDT、白石綿(白に限定して語る事が重要)など、様々な理由により「危険だから」「有害だから」とされ、使用禁止となったものは数多い。
 だが、その選択は本当に正しかったのか。
 どれも吹聴された危険性、有害性はいかがわしいシロモノばかりである。
 特定の技術や製品、それによって必然的に発生する事象を禁止する行為は、それらの技術や製品に関わる人々の私有財産権を脅かす事に他ならない。即ち、人権侵害である。
 だからこそ禁止には当たっては、感情で無く論理が立たなければならない。また、可能な限り多角的に情報収集され、分析されねばならない。

 気候変動人為説の殆どはIPCCの報告書に基づいているが、その報告書は査読済みの論文だけを厳正して用いられている事が知られている。
 だが、その査読人を誰が選んでいるかと言えば、IPCCである。IPCCに関与する研究者は気候変動人為説が是とされるからこそ、研究費を得られている様な者ばかりである。
 この様な内情で、気候変動人為説の真偽を公平に判断する事が出来るだろうか。

 ハートランド研究所がNIPCCの名の下に公表する、気候変動人為説を否定する論拠。左翼はこれを必死になって出鱈目呼ばわりするが、出鱈目だとする根拠は極めて薄弱である。
 ヤツらは最後にこう言う。
 「査読論文から引用したデータで無ければ無効」
 「査読論文以外は科学的根拠足り得ない」
 コレは言い換えれば、「科学かどうかを決定出来るのは、一部の者だけ」という事である。
 傲慢であり、極めて感情的である。

 この様な、論理の「ろ」の字も感じられない感情論によって成り立っているのが(成り立って無いが)気候変動人為説であり、それを絶対として否定する者に対する攻撃も辞さないのが JSO や LG の様な集団である。
 市民的不服従など介在する余地も無い、間違う事無きテロリストである。


※補足① 石綿について

 例えば石綿だが、青や茶の健康被害は数多くのデータが存在する一方で、白=クリソタイルに限定した健康被害はいかがわしいシロモノばかりである。
 ネットの海にこの様な一文が漂っていた。

クリソタイル単独曝露コホート4データで、肺癌の推定過剰死亡数3.0(対千人)、中皮腫の推定過剰死亡数3.6(対千人)、合計推定過剰死亡数6.5(対千人)、千分の1のリスク相当値0.153f/mlとしました。クリソタイル繊維単独で0.153本/mlの環境で16才から50年曝露した場合1000人中6.5人がクリソタイルで過剰に死亡する推定結果でした。

出典:以下より

 引用したサイトでは一貫して「白石綿は危険」というスタンスだが、本当にそうなのか?
 「合計推定過剰死亡数6.5(対千人)」という事は、0.65%である。普通、この様に極小の数値は誤差として扱う。
 しかもこのサイトによれば、白石綿の潜伏期間は40年との事である。10代の若者がくたびれたオッサンになる程の長期間である。
 その間に不健康になる者はごまんといるだろう。そこから発見した0.65%に、一体どれ程の信憑性があるのか?という事である。

 一貫して「白石綿は危険」と叫んでいる中皮腫・じん肺・アスベストセンターであるが、リンク先の文章を読んで、「白石綿は全然危なく無いんだな」と気付くのが常識人、「白石綿はなんだか怖い」と思うのがカルトの信者、「白石綿を規制せよ」「規制が遅れて健康被害を受けた人に国が保障せよ」と叫ぶのが、左翼や全体主義者といったカルトの布教者=詐欺師である。

 

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