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統合失調症の私は健康や幸福を人生の目的にできない

私は十六歳で統合失調症になった。
それ以来、私は常に不健康であったから健康になることを人生の目標にしてしまうとそれだけで人生は終わってしまうと思った。
また、発病以降、常に不幸であるから、幸福になることを人生の目標というか目的にしてしまうと、結局は健康になることにつながり、完治はしないと言われている病気だから、絶望的目標になる。
だから、私は発病以前から人生の目標にしていた「夢を叶える」ことを人生の目標、目的として四十五歳の現在まで生きてきた。
確かに健康になるよう努力はしてきたが、健康より夢を叶えることを優先させてきた。
その夢は小説家になって、世界の歴史になるべく多くの作品を残すことだ。
これは妄想で、そんな夢を見ているから病気なんだと言われそうだが、それなら病気でも構わない。
私は現在、小説を書ける環境にいるから幸福と言えるかもしれないが、それは環境の幸福であり、精神の幸福ではない。精神の幸福にも憧れるが、それは不意に訪れるものとして、意識は夢を叶えることに集中しようと思う。
私の差し当たっての人生の目標は、今書いている小説を満足できるように完成させることである。
待ってろよ、世界!

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