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心のリハビリを考える

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統合失調症を発症したらどう生きればいいか。それを共に考えていただくために私が考えたことをまとめたマガジンです。
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#統合失調症

「【即興短編小説】となりのフトッチョ」を書いて考えたこと

【即興短編小説】『となりのフトッチョ』はあきらかに『となりのトトロ』の二次創作である。し…

SW大橋勇
3週間前
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精神病(統合失調症)でもテント泊ソロ登山ができます。

統合失調症になって、二十九年が経った。 十六歳で罹った私はそれ以降のこの病気のない人生を…

SW大橋勇
1か月前
7

精神病(統合失調症)になってからの人生観。健康は人生の目的ではない。

私は何度もくどくどと、健康は人生の目的ではないとこのnoteで述べてきているが、そう言う主張…

SW大橋勇
1か月前
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小説、登山、精神病、三つのテーマ

私はこのnoteを小説、登山、精神病、という主に三つのテーマで書いている。 しかし、最近、精…

SW大橋勇
2か月前
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精神病の社会福祉士が災害ボランティアを考える

今日は地震が起きた。 私は社会福祉士の資格を持っているが、その資格を仕事に活かせていない…

SW大橋勇
2か月前
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私はまだ病んでいるが、統合失調症の人の気持ちがわからなくなっているらしい

今日、精神科に診察を受けに行き、そこで昔デイケアで一緒だった人と出会った。そのことについ…

SW大橋勇
3か月前
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統合失調症者が自殺を回避する方法

私は統合失調症を十六歳から患っている、四十五歳の男である。 私は統合失調症を患う前の十四歳からマンガ家を目指していた。そのために統合失調症になったとも言えるが、なってからも将来の夢にしがみつくことで自殺を回避してきた。 本日診察を受けに行ったら、昔デイケアで一緒だった男性と会った。彼は調子が悪い様子で、私の手を取って「自殺しないようにがんばろうね」と言った。相当苦しんでいるようだった。 まあ、彼のことを書くのはやめておくが、私は最近自殺というものに切迫されていることがない。

統合失調症と付き合いながら夢を叶える生き方

私は十六歳で統合失調症になり、現在、四十五歳で、病気と付き合いながら介護士の仕事をしてい…

SW大橋勇
4か月前
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統合失調症の私は健康や幸福を人生の目的にできない

私は十六歳で統合失調症になった。 それ以来、私は常に不健康であったから健康になることを人…

SW大橋勇
4か月前
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待ってろよ。ジャンダルム!

私はこの夏、ジャンダルムに登るつもりだ。 思えば、三十四歳から始めた夏山の単独登山、現在…

SW大橋勇
4か月前
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心のリハビリを考える

自己紹介 私はソーシャルワーカーの大橋と申します。 統合失調症を患った当事者でありますが…

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心のリハビリワークの実践~私の場合~

私は大学を卒業し、一年半、精神科デイケアに通って療養した後、二十五歳でパートの仕事に就き…

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統合失調症急性期の心得

私は高校二年生の秋、十六歳で統合失調症に罹りました。 そのときは、病名など知らず、自分は…

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統合失調症の服薬の心得

私は統合失調症を患って、毎日服薬しています。 二十一歳から二十年以上続けています。 最初は医師も様子を見て薬を変えたりしていましたが、半年ほどでしょうか、私の精神が安定して来ると、それからは薬を変えずに二十年以上経過しています。 最初は自分で内服時に薬をひとつずつ取り出して数を数えて、決められた量の薬を飲んでいました。しかし、デイケアで知り合った人に、「薬局で『分包にしてください』って言えば、飲むたびにいちいち数えなくてもいいように、袋に一回ずつの薬を入れてくれるから楽だ