【短編小説】エレクトリックキューカンバー
いまこの瞬間に俺が発狂して包丁を振り回したらどうなるだろうか、と考えた事のない人間がどれくらいいるかは分からないけれどそれを考えた上で実行に移す奴はおそらく一人もいないだろう。
俺も何度か考えた上で包丁を振り回したりはしない。
同じように、上司の頭をジョッキで殴ったり同僚の女が履いているダメージジーンズの穴に陰茎を差し込んだりしない。少なくとも記憶の範囲内ではしていないはずだ。
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