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【短編小説】罪と罰とソーネチカとスプーン

 この痛みをどうにかしてくれ──俺がそう頼むと、ソーニャはゲーム中に来た配達員の対応よりも面倒くさそうなクルベラ洞窟より深く長いため息をついて、まるで聞き分けのない女子どもを諭す様にこう言った。
「ジャァ、コウ考エマショウ」
 考える?
「ソコニ、歯ナンテ最初カラ無カッタ」
 ……は?
「ウン、ソウ考エルト楽ネ」

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1,049字
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