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波打ち際ブンガク

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波打ち際ブンガク1年目が500円で読み放題! 360本くらいのオリジナル短編小説(1000字前後)がいっぱい。しかも読みきりばかり。 扉絵はAI出力!これはお得だ!
マガジン購読で去年の作品が読み放題! しかもオリジナル作品!二次創作無し! 読んで飛べる読むクスリ…
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#毎日note

【短編小説】おやすみcotton100%

 ダムの縁を照らす餓死悪髑髏の光があるので仕方なく警備の仕事をしている、と言う具合にその…

にじむラ
1年前
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【超短編小説】キッスTHE缶狂う

「無理して飲まなくていいのに」  ビールの缶を置いてそういうが、その微笑みには下戸に対す…

300
にじむラ
1年前
1

【超短編小説】人生アンダーTHEリビドー

「どうした、仕事受けないのか」  野球帽の男が俺の手の中で震えるケータイを見ながら笑った…

300
にじむラ
1年前
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【短編小説】ガルウィング頭蓋骨オープンリーチ脳味噌

 加水分解で溶けたように厭な手触りがした。  粘質が不愉快さと共に指に残り俺は手を引いた…

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にじむラ
1年前
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【短編小説】TEAの味(リアルよりリアリティ)

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にじむラ
1年前
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【小説】牛丼屋(福祉に接続できます)

 暇と言う呪いがゆっくりと全身を侵食していく。  労働はクソだが賃金だけの価値はある。だ…

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にじむラ
1年前
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【短編小説】ぐるりTHE ヴァージニア

 視聴覚室の硬い木の椅子に潜り込む。  スカートの間にある空間は暗く曖昧に歪んでいた。俺はそこを知らない。少なくとも当時は知らなかったし、今でも知っているとは言えないかも知れない。だから今でもそのスカートの中は暗いのかも知れない。  俺はそこに光を当てる事ができない。  暗闇の中に虹が射す事はない。  どうしたって光を閉じ込める事は出来ないからだ。  光は出ていく。  怒り狂ったお前が部屋を出て行った様に。俺は光もお前も捕まえる事ができない。だから俺は壁伝いに手をつきながら

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【小説】のび太 THE 世田谷線1994

「のび太くんに似てるよね」  空手教室のある三軒茶屋に向かう途中の電車で見知らぬ男が急に…

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にじむラ
1年前
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【小説】記憶の断片小説20221108最終版完全版

 俺は銀色を探していた。  それが何かわからない。とにかく鈍く光る銀色を探していた。  そ…

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にじむラ
1年前
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【小説】俺は眠っていたらしい

 いつから眠っていたのか憶えていない。  目を開くとそこには世界が広がっている。今日と言…

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にじむラ
1年前
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【小説】神だのみThunder歩き

 別に救いを求めて神社仏閣に行く訳じゃあない。  自分ひとりではどうにもならない時に行っ…

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にじむラ
1年前
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【小説】The HANDapart

 ラーメン屋を出た目の前にある花壇に腰かけて寛いでいると、一組の親子が通りかかった。  …

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にじむラ
1年前
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【小説】江古田のエイリアン

 江古田の立ち食いそば屋で肉蕎麦を食べてから江古田銀座と言う商店街を歩いてみたが、あまり…

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にじむラ
1年前
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【小説】明日を確認する(離婚ファーム)

 今日も明日を確認する。  夕方になると俺は明日を確認する。ほんの5分とか10分程度で良い。明日があり、同じように無事に過ごす事を確認している。  それを未来予知だとかタイムスリップと呼ぶのかはわからないけれど、とにかく俺は夕方になると明日を確認する。  仕事中であっても17時を過ぎた辺りで休憩を取って席を外しているし、遊んでいる最中でも少し時間を取って明日を確認している。夕方の映画や芝居は観ない様にしている。  俺がいつから夕方になると明日を確認するようになったのかは覚え

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