鈴蘭さき

ヒリヒリ痛々しくボロボロになりながら、それでも1人で戦い続ける女の子のありのままを書き…

鈴蘭さき

ヒリヒリ痛々しくボロボロになりながら、それでも1人で戦い続ける女の子のありのままを書き綴っています。詩やエッセイが中心。ここは私の世界だから、誰からの批判も受け付けません。

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「救世主になったつもりで馬鹿じゃねーの」と言われたけれど、ずっと負け組だった誰かの救世主になれるのなら馬鹿でいいよ引っ込んでろ。

「それになれなかった人たち同士で馴れ合って、救世主にでもなったつもり?馬鹿じゃないの?」 …みたいなことを、空リプで言われたことがある。 弱い者、負けた者、認められなかった者同士で傷を舐め合っているのはダサいんだって。 知らねーよそんなこと。 傷付いたものの傷を舐めてあげる人が1人は必要なんだよ。確かに世の中の全員で傷を舐め合う必要は無いけれど、どこかの誰かにとって、傷を舐めてくれるたった1人の人が必要なんだよ。お前は必要じゃなくても、"あの人"には必要なんだよ。感染症

    • 「女の子の絵を描いて」と言われたら、自分に似た女の子を描くと思う。

      黒髪ロング、前髪ぱっつん、姫カット。目は切れ長で、口元は小さく微笑む女の子。それが中学生くらいの頃から、私の理想の女の子だった。 私は最近は絵を描くなんてことはないけれど、中学生の頃は美術部に入っていたし、絵を描くのはそれなりに好きだった。暇になると手癖で女の子を描いていた。そうすると、自分の好みや憧れが強く表れるので、大抵が似た容姿の女の子になった。 最近になってふと気付いたのだが、今の私がまた昔みたいに理想の女の子の絵を描いたら、もしかしたら実際の私にそっくりな女の子

      • noteを始めて5年目だという通知が来ていました。この5年間で唯一続いていることかもしれません。投稿頻度に波はありますが、今後ももっとたくさんの人に私の言葉が届きますように。

        • 大人になったら人の死で驚かなくなっていくのかな。

          親戚のおじさんが亡くなったらしい。数ヶ月前から入院していて、「そろそろ危ないかも」と言われていて、今日がお葬式だった。 私の両親はお葬式に行ったけれど、近い血縁じゃないので私は行かなかった。普通にいつも通りの気持ちで起きて、普段と変わらず出勤して、帰ってきた。 親戚の集まりに行けば顔を合わせるおじさんだった。私は人見知りだから、別にそれほど会話をしたことがある訳じゃなかったけど。でも、今度親戚の集まりに行っても、もうあのおじさんの顔を見ることはないのだと思うと変な気持ちだ

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        「救世主になったつもりで馬鹿じゃねーの」と言われたけれど、ずっと負け組だった誰かの救世主になれるのなら馬鹿でいいよ引っ込んでろ。

        • 「女の子の絵を描いて」と言われたら、自分に似た女の子を描くと思う。

        • noteを始めて5年目だという通知が来ていました。この5年間で唯一続いていることかもしれません。投稿頻度に波はありますが、今後ももっとたくさんの人に私の言葉が届きますように。

        • 大人になったら人の死で驚かなくなっていくのかな。

          ネイルサロンに行ってみたら日常が華やかになった。

          私のまわりには、ネイルをしている友達が何人がいた。シンプルな艶のあるデザインをしている人もいれば、派手にたくさんパーツを付けている人もいる。彼女たちはネイルを変える度に、嬉しそうにネイルの話題で盛り上がっていた。 だけど私はその会話には参加できなかった。なぜなら、ネイルサロンに行ったことがなかったから。 爪をかわいくすること自体には興味があって、大学生の頃からマニキュアを自分で塗っていたけれど、サロンに行ってやってもらったことはなかった。自分でマニキュアを塗れば数百円で済

          ネイルサロンに行ってみたら日常が華やかになった。

          彼氏の話しかしない女にろくな奴はいない。

          ここまで20年ちょっと生きてきて、気付いたことがある。 それは、"彼氏の話ばかりする女にろくな奴はいない"ということ。 私は数年前にその事実と初めて対面した。学生時代に仲良くしていた女友達に彼氏ができ、それ以来、その子は暇さえあれば彼の話しかしなくなったのだ。それまでは、私と合う話題で話してくれていたのに。口を開けば「彼氏が〜、彼氏が〜」と言うようになり、その子との会話が劇的につまらなくなった。もともと私は他人への興味が薄い方なのだが、友達の彼氏なんて他人も他人、私にとっ

          彼氏の話しかしない女にろくな奴はいない。

          大好きだったバンドの解散を受け入れて次に進む。

          私は中学生の頃からヴィジュアル系バンドが好きで、いわゆる"バンギャ"というやつなのだが、このアカウントではあまりその趣味について書いていない。狭い界隈なので、単純に身バレが怖いから。ライブの感想等を書き残している人は少ないし、悪目立ちするのが嫌だから。だけど今回は、どうしても書きたい気持ちになったので、そのバンドと私の人生について書いてみたいと思う。 そのバンドとは、中学3年生の時に出会った。ボーカルの澄んだハイトーンボイスとくしゃっとした笑顔がドンピシャに好みで、私は一気

          大好きだったバンドの解散を受け入れて次に進む。

          夢の欠片が破裂した。

          ふと棚の上のアクセサリー置き場を見たら、パワーストーンのブレスレットが切れていた。これは4年くらい前、大学4年生の終わり頃にパワーストーン専門のお店に行って作ってもらったものだ。何の力も加えていないのに、それが自然に切れた。 このブレスレットを作った当時、私にはどうしても叶えたい夢があった。大学4年生という将来を考える時期で、私はまだ卒業後の進路が決まっていなかった。名前は出さないけれど、どうしても所属したい場所があった。それはとてもクリエイティブで輝かしくて、他のものとは

          夢の欠片が破裂した。

          「顔はあんまりかわいくないな」と言われた日から、私はずっと整形に取り憑かれている。

          私は「かわいい」という言葉が大好きで、大好きなのに羨ましくて、羨ましいのに憎くて、憎いのに執着している。今は消してしまったけれど、「私の病気、かわいいコンプレックス」と題した記事を書いたこともある。私の「かわいい」への想いは、ただ「好きだから」とか「嬉しいから」とかで語れるものではなく、女の子特有の複雑性を秘めている。 中学生の頃、クラスの女の子からよく「かわいい、かわいい」とチヤホヤされた。否、おもちゃにされていた。決して褒められていたとは思えない。初めて「かわいい」と言

          「顔はあんまりかわいくないな」と言われた日から、私はずっと整形に取り憑かれている。

          これが人生の答え合わせだと言うのなら絶対に認めたくない。

          20年ちょっと年齢を重ねると、「これが人生の答え合わせなんだな」と思うことが出てくる。例えば高校時代に勉強しなかったせいで良い大学や良い企業に入れないことは、妥当だと思うし自業自得だ。友人を大切にしてきたおかげで今でも会ってくれる友人が多いことは、小さな優しさの積み重ねが実ったと言える。人生はそうやって、自分がした行動の結果が、時間を経て表に出てくるものなのだろう。 だけど、全てが納得できる結末を迎える訳ではなかった。例えば、大学時代にたくさん資格を取って努力していた私なの

          これが人生の答え合わせだと言うのなら絶対に認めたくない。

          帰り道にデパートでケーキを買えるくらいの生活がしたい。

          精神疾患のせいでずっと働けずに過ごしていたけれど、久しぶりに社会に出るようになって1ヶ月が経った。毎日1時間かけての通勤はまだちょっと大変。6時間の勤務でも疲れるし、朝から8時間働いた日なんかは家に帰るとソファで寝てしまうこともある。 私は地元から名古屋へと通勤しているので、バイトが早く終わる日にはデパートに寄り道することがある。バイト後に、頑張ったご褒美が欲しくなるのだった。だけど私はまだ最初のお給料も出ておらず、お金が無い。デパートの地下で売っている、1個500円以上す

          帰り道にデパートでケーキを買えるくらいの生活がしたい。

          ちびまる子ちゃんオタクの私、さくらももこ展に行きました!

          私はさくらももこさんのファンで、作家として憧れている。幼い頃はちびまる子ちゃんのアニメをよく見たし、ちびまる子ちゃんのDSのソフトも持っていた。『わたしの好きな歌』や『大野くんと杉山くん』の本も持っていて、何度も読み返した。大人になってからはさくらももこさんのエッセイにハマり、彼女が漫画家としてだけでなくエッセイストとしても才能があったということに驚かされた。 文章を書くことを生業にすることに憧れている私にとって、さくらももこさんの作品や人生は輝いて見える。以前も私は、さく

          ちびまる子ちゃんオタクの私、さくらももこ展に行きました!

          躁鬱フリーター日記9

          前回の更新では、辛かったアルバイトを辞めたことにより躁状態に入って残高300円になるまでお金を使ったり、職を失ったことによって鬱に傾いて1日10時間近く眠り続けたりしていた所で終わっている。3月から4月頃のことである。 その後どうなったかと言うと、数ヶ月前の躁状態だった頃の私が、5月に東京に5日間滞在する予定を入れてしまったことによってお金が足りなくなり、非常に精神的に不安定になった。この数年、ニートになったりフリーターになったりを繰り返していて気が付いたことだが、人間はお

          躁鬱フリーター日記9

          私の美術館鑑賞法

          小学生の頃、よく美術館に連れて行ってもらっていた影響で、私は今でも美術館が好きだ。 愛知県に住んでいるので、名古屋付近の名古屋市美術館や愛知県美術館は年に数回行く。また、近場の美術館だけでなく、県外の美術館にも行くことがある。趣味のライブ遠征で愛知県以外の県を訪れた際は、ライブ前の暇な時間を美術館で過ごすことがよくある。 そうやって私が頻繁に美術館に行っているのを見て、周囲の人達はよくこう言う。「美術ってよく分からない。1人で美術館に行って楽しいの?」と。 だけど私はそ

          私の美術館鑑賞法

          ロックスターが27歳で死ぬ理由が分かった気がする。

          人生で初めて「死にたい」「消えたい」という感情が湧いたのは、16歳くらいだったと思う。高校生で鬱病になり、学校にも元気に行けていなかった時期。まだ世界の広さを知らなくて、学校だけが自分の社会で、その小さな社会に馴染めなかった。 最初は「明日学校行きたくないな」だった感情が、どんどん「死にたい」とか「消えたい」に変わっていった。屋上に立てば飛び降りることを考え、駅のホームに立てば飛び込むことを考えた。交差点を通る車が私を轢いてくれればいいのにと思ったし、寝ている間に誰かが殺し

          ロックスターが27歳で死ぬ理由が分かった気がする。

          ピンクのエプロンを着てナナの帰りを待ちながら料理するハチになる夕方。

          私は実家暮らしで未だに母親に頼って生きているけれど、仕事で帰りが遅くなる家族のために時々料理をする。料理をするようになったのはまだここ3年くらいのことだけれど、キッチンに立つようになった私に、母がエプロンを買ってくれた。 Francfrancのピンクの花柄のエプロン。 華やかな花柄にピンクのリボン。どうせ着るならエプロン1つでもかわいいものを着たいという女の子の望みを叶えてくれるこのデザイン。見た目がかわいいだけあって、エプロンにしてはちょっと値段が高かった。だけど母が買

          ピンクのエプロンを着てナナの帰りを待ちながら料理するハチになる夕方。