suzumya

適当言います

suzumya

適当言います

最近の記事

「強いお酒を飲んだみたい」のシーンの描写を解釈してみる:劇場版『レヴュースタァライト』

0.列車のシーンには説明がほとんどないこのシーンでは、大場ななの豹変、およびほかの少女たちの戸惑いを置き去りにした言動、また突如血を吹いて舞台少女たちが倒れる展開など、明らかに物語の急激な転換が生じているにもかかわらず、その説明は(少なくとも明示的なレベルでは)ほとんどなされていない。「強いお酒を飲んだみたい」のセリフなどは特に初見の我々受け手を困惑させる。 そのため本記事では、具体的な描写を追いつつその解釈を書き記してみる。物語に自信ニキたちにとっては語るだけ無粋なことか

    • 生者を騙り命を叫ぶアイドル フランシュシュ──ゾンビランドサガのススメ

      こんばんは~ 最近アニメを観まくっているので区役所に行って名前をアニメに変えてもらいました。アニメです。 アニメ今日はね、『ゾンビランドサガ』の話をしようと思います。 ただいま2期が絶賛放映中のTVアニメシリーズ、『ゾンビランドサガ』。 最新2話挿入歌『風の強い日は嫌いか? FranChouChou cover』の映像が5日で10万回弱再生されるなど、その盛り上がりは今や最高潮に達しつつあると言っても過言ではないでしょう。 まずは聴いてください。曲を。そして乗れ。この

      • 萌え要素ってなんですか?──ラノベ文学としての『とらドラ!』

        こんばんは~ ここ一ヶ月くらい『とらドラ!』を何回も観たり読んだりしているのですが、『とらドラ!』、実に面白い!(湯川学) しかしあまりにも面白すぎるのでちょっと怖くなってきた。面白いだけでもありがたいのに、萌えもあるとか贅沢すぎる。贅沢すぎて誰かに怒られちゃうんじゃないか? そこで、この記事では『とらドラ!』においてあまりにも調和しすぎている「深み」と「萌え」の二側面について、色々と適当言いながら分析していこうと思います。よろしくお願いします。 【注意事項】 ・若干本

        • 別世界で暮らしてみたい

          こんです^^ 「こん^^」とか「ノシ」みたいな挨拶をネットで聞かなくなってもうしばらく経つ気がする。 そもそも最近はネットやってて挨拶をしなければならないような状況ってほとんど発生しないですからね。ツイッターとか特に。 俺がこういうネット式の挨拶文化を修得したのも古の時代(俺が小学校高学年の頃)に手を付け始めたネトゲでの経験がきっかけでした。 サムネにアニメの画像を貼り付けておいてなんですが、アニメの話ともちゃんと関連があることなので、まずそのネトゲの話から… ネトゲ

        「強いお酒を飲んだみたい」のシーンの描写を解釈してみる:劇場版『レヴュースタァライト』

        • 生者を騙り命を叫ぶアイドル フランシュシュ──ゾンビランドサガのススメ

        • 萌え要素ってなんですか?──ラノベ文学としての『とらドラ!』

        • 別世界で暮らしてみたい

          夢と現実の交わる場所:『ぽんこつヒーローアイリーン』

          こんばんは〜 フォロワーがオススメしていた『ぽんこつヒーローアイリーン』を芳文社セールで買って読んだので、それについて書いていこうと思います。もうセール終わったうえ、キモいタイトルで申し訳ないが… こういうときは読んだ作品の魅力を素直に語ることに徹するべきなのに、俺はすぐ「ぽんこつヒーローアイリーンは夢と現実の交わる場所」とかそういうキモいことを言おうとしてしまう。これはよくない。 ラブリーメロンもそう思うよな? (♪〜) OK ギャグ漫画なので大筋知ってから読ん

          夢と現実の交わる場所:『ぽんこつヒーローアイリーン』

          老害になりたくない!

          こんばんは〜 最近21時に寝て4時前に起きるくたびれたジジイみたいな生活が定着しつつあります。 たいてい寝起きにTwitterとYouTubeを見て朝まで時間を潰すのですが、その中でサムネの花譜(かふ)の『過去を喰らう』という曲を久しぶりに聴いたらめちゃめちゃ怖くなりました。その話をしようと思います。 まずこの曲を聴いたことない人はYouTubeにMV出てるので聴いてみてください。初見の感じを俺と共有してくれ! さて、MVを見てもらったところで話を進めようと思います

          老害になりたくない!

          つくみず展行ってきました。つくみず展と全然関係ない話します

          「知っているようにしか見えない」とか、「視点を変えることで見えてくるもの」みたいなやつ、あるじゃないですか。 俺はそれがだいすこなんですが、この間読んだ『少女終末旅行』の批評にもそれがあったのでめちゃめちゃアガりました。 『少女終末旅行』はつくみずが描いたタイトルまんまの漫画で、戦争で完全に終了したあとの世界を少女が旅する話です。 この作品を見た時、俺はせいぜい「少女2人しかいないから倫理観が危ういな」ぐらいの感想を抱くことしかできなかったのですが、どうもその批評を書いた

          つくみず展行ってきました。つくみず展と全然関係ない話します