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老害になりたくない!

こんばんは〜

最近21時に寝て4時前に起きるくたびれたジジイみたいな生活が定着しつつあります。
たいてい寝起きにTwitterとYouTubeを見て朝まで時間を潰すのですが、その中でサムネの花譜(かふ)の『過去を喰らう』という曲を久しぶりに聴いたらめちゃめちゃ怖くなりました。その話をしようと思います。

まずこの曲を聴いたことない人はYouTubeにMV出てるので聴いてみてください。初見の感じを俺と共有してくれ!


さて、MVを見てもらったところで話を進めようと思います。俺がこの曲を初めて聴いたのは大学1回生の夏だったんですが、全体を通してかなりダイレクトに心に訴えかけてくる印象があったんですよね。

それは自然な反応だったと思います。というのも、『過去を喰らう』のMVは俺みたいな層をめがけて作られてるっぽいので…

動画のスクリーンショットを見ると、その特徴がわかりやすく現れていると思います。

縦横比が変なんですよね、この動画。

YouTubeの動画は一般に横長の長方形みたいな形をしてると思うんですが、この動画は正方形。
明らかにスマホで見ることを想定された設計で、動画のターゲット層もたぶんスマホで動画をよく見るような若い世代です。

そしてMVなんですが、だいたい夜の東京を舞台として進行します。こういう電飾煌びやかな街の景色も、わりあい容易に若者というイメージと結びつきますよね。
ノベルゲーの『Steins ; Gate』は2010年頃のオタクをメインユーザーとして想定し、舞台を秋葉原、登場人物をオタクにすることで作中世界に現実感を持たせる工夫をしてたんですが、それと似ています。
(街の中に花譜が遍在する感じは花譜というプロジェクトに通底する「観測」というテーマと関わってくるのですがここでは省略します)

そんな感じで基本的には夜の東京の景色が続くMVですが、時折昼の映像が入ります。

そして、昼のシーンの花譜は制服を着ています。
別に『過去を喰らう』の考察記事ではないので詳しいことは省略しますが、この曲は「夢を諦めた人間」を主題としていて、制服を着た昼の花譜は夜の花譜と対比される「夢を持っていた頃の自分」として登場しています。
「破り捨てた卒業証書」や「ゴミになった制服」というワードも歌詞にあるので、この曲のターゲットは高校を卒業した18歳以上。若者という条件も考えると18〜20代くらいでしょうか。まさにネットの主力層に狙いを絞った作品…

こういうやつ怖すぎませんか?
久しぶりにこの曲聴いたとき、主張がどうこうとは別にそういう「最前線」みたいな層の存在がめちゃめちゃ頭にチラついてきたんですよね。俺がこの曲の感じを理解出来たのも、この曲が狙いを定めた「最前線」の層に俺がまだ居たからで、そしてそういう層からいつか自分は脱落してしまう…こえー(笑)

こういうやついつか楽しめなくなるのか…って思いながらコンテンツを消費しなきゃいけなくなるのめちゃめちゃ嫌だな。受け入れるしかないんですが…
そういう最前線とのズレの予兆みたいなの、みなさんもありませんか?
来期アニメ一覧の表を見ても食指が動くものがほとんどなかったり、ツイッターでウケてるツイート見てつまんねー(笑)と思ったり、昔のアニメを漁ってみたり…

俺は最近CLANNADを全部見ました。一番好きな回はテニス回です。流れ弾が当たって怪我をしたメインヒロインを主人公が庇う動作で2人が両思いであることが示されて、サブヒロイン3人の敗北がその一瞬で決定するんですよね。そのときの表情もいいです。2000年代のアニメ最高!

こんな感じで、俺は順調に老害への道を歩みつつあります。(今期アニメの邪神ちゃんがめちゃめちゃ刺さったのでまだ大丈夫だと思ってますが…)

皆さんも気をつけないと老害になってしまいます…老害になったらおしまいですよ!

それでは(^^)

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