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感動の親子の再会のはずが…

長男を育ててきて
何度も、危険な事はあったのですが、
一度だけ
マジで「死んだかも?」
と思ったことがある。

補助輪付きの自転車が
やっと乗れるようになった
3歳の時…

私と旦那は歩き
私はベビーカーに
生まれたばかりの娘を乗せていた。

ため池の周囲を一周できる、
できたばかりの公園
人はあまりいない。

ゆるい下り坂になった時
長男がスピードを上げて
あっという間に見えなくなってしまった。

その辺で止まるだろう…

と思って追いかけても姿が見えない

あれ?いない…

少し先を見ると
まっすぐ行く道と脇道…
池を一周するには脇道へ

「これはヤバい…」

長男は道を曲がることをしない…
スイッチが入ってしまったら
まっすぐ行く…
とにかく行けるところまでまっすぐ進む。

まっすぐの道のその先は
大きな道路があり…
当時の長男は止まる事を知らない…

うわ~、どうしよう。

ベビーカーを旦那に預けて…
旦那には念のため
脇道へ行ってもらった。

その後も脇道はあったのですが、
長男の選びそうな道を選択し
進んでいくと…大きな道路に出た…
いない…

「誘拐でもされたか?」
「池に投げ込まれたか?」

と、変な想像ばかり…( ;∀;)

長男の事を思い浮かべて
長男だったら…どこにいくか…

大きな道路を渡った先に
細くて、まだ出来上がっていない道が!!

絶対にあそこにいる!!

そう思い、細い道へ進んでいくと…
派手なヘルメットがこちらに近づいてくる…
いた!!

長男が走ってきた…
よかった。
この後、
親子の感動の再会ってなると思うでしょ?
そうはいかないのが、自閉症児の育児…

長男は私を見つけても…
平然と…私の手を引っ張るだけ…

おいおい、不安はないのかよ…
と思いながら長男に連れられ、
進んでいくと

自転車が倒れてて、
自転車を起こせと、
私の手を自転車へ…

まだ砂利道のこの道路
補助輪の自転車って、転びやすいからね…

自転車を起こすと
何事もなかったかのように
自転車に乗り
ご機嫌で戻っていく長男…
私は複雑な思いで見守りました(;^_^A

今、目の前にいる長男は
上機嫌で動画編集をしています(*^▽^*)




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