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「経験不足の代償」






【潜入ルート】


7歳のとき学校が終って家に帰ると
母親が仕事で家に戻ってない事があり
鍵も渡されてなかったから入れず
帰ってくるまで待ちぼうけ食らってた

しかし鞄を持ったまま遊びに行けず
待ってるのも退屈だから何とかして
家に入りたいと思い色々考えて
団地の周りを回ってみた

当時住んでた所は団地の3階で
いつも窓には鍵をかけてないから
「登ってそこにたどり着けば窓を開け
家に入れるな」そう確信する
(ΦωΦ)フフフ…

なので登れそうなルートを探索し
どうもベランダ側からなら簡単に登れ
そこの窓から中に入れそうだと思い
登りルートをシュミレーションした

良いルートを見つけ早速試す事にし
雨水を地面に流す配管を登り始め
下の階の他人のベランダの柵に移り
真上の我が家のベランダに登った

そして我が家のベランダの柵をまたぎ
窓を開けると案の定鍵をかけてなくて
そのまま家の中に入り鞄を置けて
遊びに行く準部が出来た!

でも家の鍵がないから玄関から出ると
鍵を閉められず開けっ放は危険だから
登ってきたルートを降りる事にし
実際に降りると簡単に成功した!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°


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【理不尽】


そして意気揚々と遊びに行き
家に戻ってきたら俺の鞄があるから
母親にどうやって家に侵入したのか
問い詰められ追い詰められてしまった

仕方なく俺は観念してベランダ側から
登って入った事を話すと凄く叱られて
「そんな危険な事絶対しちゃダメ!」
そうきつく注意されてしまった

しかし学校が終わって家に帰った時
母親が仕事から戻ってなくて入れず
その時の為に鍵を頂戴と頼んでも
「無くすからダメ」と言われる
( ゚д゚ )エー

この事が理不尽で納得いかない俺は
その後も母親の注意を無視して
家に入れない時はベランダから登り
ランドセルを置いて遊びに行ってた

そんな事してたら母親は俺に
「今後ベランダの鍵も閉めていくね」
そう言って俺の侵入を強制的に阻止し
それでも鍵を渡してくれなかった

なので俺は母親が家にいない時
ランドセルを持ったまま遊びに行き
母親が戻ってきてる夕方に家に帰り
家に入れず仕方ないと言い張る

そんなある日とうとう母親は
俺の態度に根負けしたのか仕事を
午前中で終わらせて帰ってきてくれて
家にいない事がたまにしかなくなった
*゚。+(n´v`n)+。゚* ワーィ♪


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【次は我が身】


あるひ本屋に立ち読みしに行くため
テクテク歩いて向かってたら遠くに
同級生が見えたから声をかけようと
近づいて行った

するとその子が団地のベランダ側で
上を見て立ち俺が声をかける直前に
なんと!団地を登り始め「俺以外にも
団地登る人いたんだ」と驚いた!

やっぱ考える事はみんな一緒だと感じ
その子の事を心で応援して見てたら
何だか下から見てると凄く危険で
ハラハラドキドキしてしまう!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

しばらくすると3階までたどり着き
その子が柵を乗り越えようとしたら
手がつるッと滑ってバランスを崩し
落下してしまった!
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ

俺は「あ!」と叫びてその子が落下中
「もうダメだ!」と思ってしまったが
地面にランドセル側から着地して
クッションになって助かり無傷だった

そしてその子はムクっと立ち上がり
何事も無かった様にまた登ろうとして
思わず俺は「もう登るな!」と叫び
「次落ちると死ぬぞ」と説得する

その後無事登るのを諦めてくれて
俺は今まで自分がどんな事してたのか
他人を見て心底恐怖してしまい
登るのは最終手段にしようと決意した


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