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LINE Fukuokaの社長になって何がしたいですか? #最近よく聞かれる質問 #弊社の社長はこんなふう

最終出社日だったメンバーと公園でキャッチボールしました。

彼は福岡市LINE公式アカウントのプロジェクトマネージャーの一人として、学校の給食アレルギー休校通知の新機能をリリースしてくれました。まさに若手のエース。彼の新天地はスタートアップ。会社としては痛手だけど、それでいいと思う。

福岡はワークライフバランスが取れていると言われて久しいですが、そのほとんどがライフに焦点が当たっていて。多くの人が魅力的なワークがないから福岡にUターンできない、移住できないというのが現実なところです。

私は前職リクルート時代に企業の採用のお手伝いをしていて、働くことに対して課題意識をもちやすい環境だったこともあり、「東京一極集中ではなく、各地方都市の特徴を活かしてそこに①魅力的な仕事をつくり、②魅力的な人を集め、③魅力的な会社をつくりたい」という夢を勝手に持っていました。

UターンしてLINE Fukuokaに入ったのもそれが理由です。パイオニアというと大袈裟だけど、そういう気持ちでチャレンジしてみようとわりと本気で思っていました。以下の記事を読んだ方から「何まじめに話しちゃってんの?」と当時はからかわれていましたけどね(笑)。

ヘッドハンティングされて役員で入社したと勘違いされることが多いのですが、会社がまだ200人ぐらいのときに入社を決めて一人のメンバーとして入社しました。そこから気づけば今は社員1,200人。そして今月、私は社長になりました。

ちなみにLINE Fukuoka株式会社とは福岡にあるLINEの国内第二拠点、コンパクトシティ福岡ならではの「ユーザーとの距離の近さ」を活かして、ユーザーにWOWな体験を届けるべくみんなで頑張っています。

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さて、LINE Fukuokaに入ってからは上記①②③のことをやっていきました。

魅力的な仕事としてSmartCity という旗を立てて、実績ゼロから仲間を増やしていき、その仲間たちが昨年時点で60の実績をつくってくれました。まずは旗印となる仕事をつくりそこに興味を持ってもらう、そこからLINE Fukuokaの他の価値ある業務も知ってほしいと思い、これを徹底してきました。SmartCityみたいに社外に知られる仕事を立ち上げていく一方で、社外には知られない様々な業務に実際はかなり力を入れて磨きをかけてきました。「サービス運営」「技術」「デザイン」「企画・マーケティング」「コーポレート」、それぞれの仕事で社外の皆さんに知ってほしいもの、知ってもらうことで皆さんに還元できると思えるものがたくさんあります。これからどんどん発信していきたいです。

魅力的な人がたくさん集まってきました。採用については入社以来、一貫して私の直下で見ています。人が事業をつくります。事業をつくる源泉は人です。こんな人がLINE Fukuokaに来てくれるの?という魅力的な人たちが全国、全世界から集まり、仲間になってくれました。「SmartCityの仕事を友達に聞いて知りました。私はSmartCity志望ではありませんが、他の業務でもここなら主体的に仕事を作り出していくことが出来ると感じて」と言って東京から福岡に家族で引っ越してLINE Fukuokaに入社しれくれた方もいます。魅力的な人がたくさん入ってくることで、今いるメンバーにもたくさん刺激をくれました。

③そして魅力的な会社をつくりたいと思いみんなで頑張っています。 

①魅力的な仕事をつくり、②魅力的な人を集め、③魅力的な会社をつくりたい、その次は④他企業と協業する、あるいは他企業へ転職、起業等する人が出てきてもいいと思っています。それが地元福岡や九州、さらに日本やアジアにとって良いことが起きたら最高です。

LINE Fukuokaという場所で揉まれた人が、七社会と言われる福岡の歴史ある企業群に転職して、そこで風を吹かせてくれたりしたら面白いんじゃないかとか。あるいは冒頭の彼のようにスタートアップにいってそこの中心人物となって活躍するのもすごくいい。短期的には会社の損失だけど、こういうのは循環するものだと思うので、それに応じた良いことも返ってくるはずです。

そして起業する人が出てくる。若手の起業はもちろん歓迎ですが、日本ではまだ少ない40代以上で起業する人が出てくるのもいいですね。LINE Fukuokaのように変化の激しい業界で揉まれて、上場企業ならではの様々な利害関係の折衝で揉まれて、一気に会社が拡大していく組織の中で揉まれて、そんな経験をした40代以上の人が起業する。そうすればこれまでにないスタートアップの形ができるんじゃないかと。そしてそのパイオニアとしていずれは自分がチャレンジしてみるのもいいなと考えています。いつもチャレンジしつづける人生でありたいですし、今後もまだ人が歩いてない道を切り拓いていきたいですね。

こんな感じなので「LINE Fukuokaの社長になって何したいですか?」と聞かれると「LINE Fukuokaに入社したときからやりたいこと、やっていることは継続しているので、社長になっても変わりません」というのが本当のところです。ただ上記①②③④を今時点で具体的にいうなら、

1.九州のDX推進に貢献する、そこから全国、アジアに向けて展開していく(=ユーザーの感動体験が生まれるような仕事を一つでも多くつくる)
2.ヤフーやソフトバンクのアセットも使える環境になったのでそのシナジーを最大限に活かして良い仕事をつくる(=これまでみんなが想像できなかったような良い仕事をつくる)
3.それらの仕事を通して人材が育つことに貢献する

になります。はい、結局「いい仕事つくる、いい人材そだてる」、「福岡にいいライフだけでなくいいワークをつくりたい」、それを繰り返し言ってます(笑)。

一方でこんな声も聞こえてきます。『コロナ以降の今となってはリモートワークが当たり前になってきたから、地方移住=のんびりだけでなく、地方に住みながら仕事もハードにできる環境になったよ』と。

確かにそういう考え方が急に流行り出してきたと思います。ただしそれは「地方移住しつつ東京の仕事を継続している」ことがほとんどなので、地方にいい仕事が生まれているかというと少し違うのかなというのが私の感覚。やっぱり「その地方の特徴を活かしたからこそ生まれたいい仕事」を「その場所」につくりたいですし、そこに価値があると信じています。

最後に、「LINE Fukuokaの社長になって何したいですか?」の回答にあと一つだけプラスするならそれは「発信」ですね。

自分としては社長になる前もなった後も変わらず同じことをしているつもりですが、やっぱり注目度が変わってきていることを肌で感じます。これから自分が発信することでLINE Fukuokaに再度注目してもらい、これまで知ってもらえなかったようなことも知ってもらえるチャンスです。発信には責任やリスク、時には批判が伴いますが、社長にしかできない仕事なのでしっかりやっていきたいです。そう思いながらこのnoteも書きました。LINE Fukuokaと協業したいことがありましたらぜひお声がけくださいね。

今後もLINE Fukuokaというユニークな特徴を存分に活かして、価値創出につなげてまいります。皆さん、引き続きお付き合いのほどよろしくお願いします!
(おわり)

LINE Fukuokaに興味を持っていただいた方へ。私が社長になるまでにやってきたことが分かるこちらのnoteでも、会社のことを詳しく知ることができます。

LINE Fukuokaでは新しい仲間を募集しています。ワークもライフも充実させたいよ!という方はぜひ。





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