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いい根


また畑ネタです。

夏野菜から秋野菜に衣替えをするために、元気のない野菜は抜いてみました。

スティックブロッコリーは全てが謎でした。
いつ育てて、いつ収獲すれば良いいいのか分からない野菜でした…(単に自分の勉強不足です・・・。)
軽く茹でて食べると美味しかったです。
(自分は生でも食べていました)

台風で一回倒れてしまい、心配していたのですが
立派な根を張っていました。
見事に主根と側根が生えていました。
地面から栄養を吸い上げるために
表面積を大きくしているところが
生きてるなーと感じます。

続いては赤紫蘇の根をご紹介します。

赤紫蘇の根です。
この株は畑の端に自生していた赤紫蘇を
土づくりを終えたところに植えてみたのですが、
かなりの大きさまで成長してくれました。
紫蘇の実が美味しそうだったので収穫して、
区画整理のため抜根しました。

続いてはトマトの生命力を感じる根です。
一見すると根の規模が小さいのですが・・・

実はこの根は茎から生えているものなんです。
トマトの手入れをしている時に間違えて
切ってしまった茎を土の中に植えたものです。
茎から根が出てくるというのは、
生命のピンチを迎えたときに生きるために
適応した結果なのだなと感動しました。
ちょっとわかりづらいのですが、
擦ってみると茎が露出します。

茎から根が生えることなんてあるんですね…
すごいです。
「生への執念」を感じます。

私たちもまだ眠っている遺伝子(体にまつわる設計図)をたくさん持っていて、環境などの変化によりそれらにスイッチが入って発現(実際に設計図をもとに何かが作られる)すると言われています。
例えばですが、氷河期が来たら、体温を維持するために体毛が濃くなるかもしれません・・・。

こんな感じで、環境の変化に対応するために今は眠らせているけど持っている遺伝情報って確実に存在しています。
このトマトにとっては、茎を切られるという生命の存続の非常事態にいきなり曝されたことで、普段だったら生えない茎の部分から根になるものが生えてきたということになります。
生命の神秘だなと感じます。(切ってしまって本当に申し訳ない。)

続いてはセロリです。
これは区画整理と収穫を兼ねて丸ごと引っこ抜いてみました。

根っこがフサフサでした。
でもかなりしっかり根が張られていました。


漂うラピュタ感を味わい、堪能します。
スープに入れて食べたり、
サラダに入れてみたいと思います。
次はもうちょっと上手く育てて
あげたいなと感じています。

お気に入りの根はありましたでしょうか?

根に興味津々な自分がいます。

今後も何か引っこ抜いたらご報告させていただきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。