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古典レトリックのIA・UXデザインへの活かし方

最近、古典レトリックの考え方と、IA(情報・構造設計)、UXデザイン(体験設計)は、共通点が多いと感じている。そう思ってから、社内勉強用にまとめてきたノートがだいぶ溜まったので、こちらのnoteでも公開しようと思う。

レトリックという言葉を聞くと、人の心を掴むようなキャッチコピーやライティングなど、いわゆる”比喩表現”の1つというイメージがある。

でも、実際には、それらの表現はレトリックの一部にすぎない。この後、まとめていく内容は「古典レトリックの全体」にほかならない。

レトリックは、古来から推考されてきた"人の心を動かす技術"だ。
言葉を使って、相手に影響を与え、意図する行動を促すこと。

レトリックとIAの共通点

そのために、話し手がどのように考えて、アプローチしていくか。
その方法論を、体系的にまとめているのが古典レトリックであり、冒頭書いた「比喩表現」も、その1つの内容にすぎない(と感じている)。

何らかのウェブサイトの設計でも、商談や交渉ごとのプレゼンでも、受け手が行動するきっかけになり得るかどうかが大切だ。そのためには、

  • 自分が伝えたい情報は何か

  • 伝える対象は何者か

  • どのように情報を整理するか

  • 受け手が正しく理解できるか

そして、実際の行動につながるかどうか…

普段、IAやUXデザイナーが試行錯誤し、アウトプットしているものには、この要素が必ず含まれている。

いま、手元にあるノートをざっと読み返しているが、とても1つのnoteに記事化できる分量ではなさそうだ。

ノートのとあるページ

そこで、これから公開する内容は「古典レトリックのIA・UXデザインへの活かし方」として、このページをインデックスにしてまとめることにする。

いつでもここから気になるページに遷移できるようにしつつ、まずはじめに古典レトリックとは何か?について概要をまとめる。


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