初任教師が非常勤講師×副業という働き方について考えた
こんにちは。この記事は
・教師という仕事を目指している方
・副業に興味のある方
・教師の働き方について考えている方
に向けて書きました。気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
実は、私は正規教員として働いているにも関わらず、この記事のタイトルのように「実は非常勤講師×副業」という働き方は魅力的なものではないか?と最近思うようになりました。
正規教員として働いているといっても、今は体調を崩してしまい、1ヶ月半の病気休暇をもらって出勤はできていない状況です。
しかし、今は少しづつ回復してきて、自分自身について考えられるだけの体力や気力は戻ってきました。
ひたすら自分と向き合う日々で、自分のやりたいこと、やりたくないこと、働き方、どんな人生を生きていきたいか、ということを日々内省しています。
☆自分の人生で大切にしたいこと、仕事についての記事も書いています。よかったらご覧下さい☆
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なぜ「非常勤講師×副業」が魅力と思ったのか?
ひとことで言えば、
①収入先の分散ができる
②プライベートを重視する生き方ができる
だと思っています。
1つずつ深掘りしていきます。
①収入先の分散ができる
これをメリットに思うかどうか人それぞれだと思いますが、私は「分散」は「安心・安全」を手に入れることだと考えています。
なぜなら、仕事をいくつか兼任することで、1つの仕事が何らかの都合でできなくなる(やりたくなくなる)としても、もう1つの仕事があるから収入なくなることはない、と思えるからです。
(手当で貰えるお金は一旦置いておきます)
正規教員は公務員であり、地方公務員法の「職務専念義務」により、法律で副業は禁止されています。しかし、正規でなければ、この職務専念義務に従う必要はありません。
つまり、非正規講師であれば、副業OKなのです。
私は1つの仕事だけで生計を立てていると、その仕事に依存することになり、心理的に転職や退職のハードルが上がると感じてしまいます。
もちろん正規教員であれば休職の制度が整っており、何割かの給料は出ます。
(病気休暇は100%です)
しかし、その手当だけで生活の全てを支えなければならない心理的なハードさは拭いきれません。
(教員だけでなく、正社員として働くすべての方に言えると思います)
実際、私も正規教員の立場で病気休暇を取り、今は実家で療養しています。
教員という仕事をあと何十年も続けると思うと、いくら給料は安定していても、体調をまた崩してしまうのではないか、健康的に働くことは難しいのではないか、と思ってしまいます。
結果的に1つの仕事に依存することになり、「この仕事ができないと生活ができなくなる」という強迫観念のようなものを感じて負担に思う要因になってしまうのです。
それなら収入は少し落ちても構わないから、「1つの仕事がダメでも他があるから大丈夫だ」と思える方が安心できて、結果的に長く働けて収入も安定するのではないか、と私は考えています。
②プライベートを重視する生き方ができる
次はプライベートのお話です。
教員はとても忙しいです。土日も返上で部活動の指導にあたったり、教材研究をしたりする先生も多いのではないのでしょうか。
もちろん正規の先生で担任を持ち、子育てもしながら上手く時間を使ってプライベートを確保されている先生方もたくさんいらっしゃいます。
(本当に頭が上がりません、尊敬しかないです)
しかし、私は今の教員の仕事量では満足のいくプライベートを過ごせないと思ってしまいました。
私はとてもプライベートを重視する人間です。
1度しかない人生を「仕事」に多くの時間を捧げてしまうのはナンセンスと感じます。
同じ仕事をするなら、「辛い仕事」ではなく「心の底からやりたい、生きがいとなる仕事」をプライベートと両立しながらしていきたいです。
そうするとお金の心配がどうしても出てきてしまいます。そこで「副業」の出番です。
副業では「お金に働いてもらう」を重視するといいでしょう。
つまり、権利収入や不労所得が得られるような副業です。
例えば、
・投資、株、不動産
・ブログ等のアフィリエイト
・SNS等の発信、マーケティング
などは、自身の労働以上の収入が得られる可能性を秘めています。
(もちろん最初は赤字覚悟です。何年何十年と長い目で考えていきます)
それに会社員や公務員といった「雇われ主」はどうしても仕事に対して受け身になりがちです。
自分で仕事を得て自分の力で稼ぐこと自体、能動的に仕事をすることになり、満足度も変わってくると考えています。
また、公務員や会社員は「時給」という考え方で、時間を切り売りして労働し、その対価としてお金を得ます。
上記にあげた副業なら(もちろん他にもいろいろある)「時間の切り売り」から脱却できる可能性を秘めており、より自分自身に使える時間を作ることができます。
「非常勤講師×副業」なら「正規教員」よりプライベートを確保しやすく、かつ自分がより満足のいく仕事がしやすいのではないか?と思っています。
副業が推奨される現代
さて、そもそもなぜ副業が注目されているのか?
私は2つの理由があると考えています。
1つ目は、会社員や公務員といった「雇われ主」だけでの給料では賃金上昇が思うように見込めず、生活していく上でお金に困る場面が増えるからです。
年功序列制度もだんだん崩れていく時代です。
あの大企業トヨタでも、「年功序列を続けるのは難しい」と言っています。
低賃金の問題は特に私たち20代の世代には重くのしかかります。
今年度は初任給を上げた企業もいくつかあるそうですが、それでもお金の問題で悩む人は多いように感じます。
(お金の教育も受けていないし…。学校の先生はお金の知識に疎いような気がします)
2つ目は「働く」ことに対する価値観が変わってきているからです。
何のために働くの?と聞かれたら、「お金を稼ぐため」答える人は多いと思いますが、果たしてそれだけでしょうか?
ネットやSNSで検索すると、仕事にやりがいや生きがいを求める人が多いように感じます。
ご飯を食べるための仕事(=ライスワーク)よりも、好きなこと・やりがいを求める仕事(=ライフワーク)を求める価値観が強まっていると感じます。
この「ライフワーク」にあたるものを「副業」で叶えよう、ということなのです。
また、働き方も「職場に出社」するだけではなく、テレワークや個人の仕事、起業して事業をすることも以前より受け入れられています。
それに伴って仕事に対する価値観も多種多様になってきました。
きっと仕事だけでなく、学校の勉強や結婚、家族やお金に対する価値観など、多様性に富んだ社会に変わりつつあると感じます。
「副業」という言葉だけでなく、「複業」「パラレルワーク」という言葉も近年登場しています。
それだけ一人ひとりが仕事に求める価値観が多様化してきてる証拠なのです。
正社員が正義される社会
しかし、「非常勤講師×副業」という立場は、世間から見ると「正規教員」より下に見られがちです。
非正規はどうしても給与体系が正規よりも劣ってしまいます。責任あるポジションに就くのは、どれだけ力があろうとも正規のことが多いです。
私はこの「正社員至上主義」が働く自由を奪っているのでは?と感じます。
正規だから副業は禁止されている。
正規だから副業をする時間がない。
正規だからプライベートの確保が難しい。
正規雇用の安定を手放すのが惜しい。
副業を始めようとしている人たちからこんな声が聞こえてきそうです。
結局は、自分がどう生きたいか?
やはり、これに尽きると思います。
どんな仕事でも働き方でも、軸になるのは「自分がどう生きたいか?」です。
自分は仕事に何を求めているのか?
自分は仕事をどう捉えているのか?
どんな生活を送れたら満足のいく人生になるのか?
と自分自身に問いかけることが大切です。
「できない理由を探す」のではなく、「どうしたらできるだろう?」とポジティブに考えていきましょう!
(ここからは思考整理のための独り言です。スルーしてもOKです)
私の場合は、人生の軸は「やりたいことを自由にやること」
そのためにはお金と時間が必要になる。
お金と時間を得るためには、仕事はほどほどにして、時間の切り売りだけにならない収入源を手に入れること。
やりたいことの1つに「全国あちこちに旅をする」があるので、仕事はできれば場所にとらわれないものが良い。
復職したら仕事の業務量は減らしてもらい、担任業務からも外してもらうことになった。
勤務もまずは週2、3日から始める予定だ。
教員自体はやりたい仕事なので、今すぐには辞める決断をしないけど、この働き方にしてみてそれでも満足いかなければ、辞めると思う。
その先のことはまた復職してから考えていこうと思う。
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