作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part10:医療機関がなぜ自動車運転評価を行うのか?

こんにちは。
教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。
教習指導員としてOTが自動車学校で働くのは日本初!!です。

前回は、自動車学校内での医療機関との連携についての一部内容を投稿しました。
今回は、なぜ自動車運転の評価を医療機関が行うか?を書いていきたいと思います。

内容は
「病気と自動車運転」
「医療機関の役割」
「自動車学校との連携」
について記載していきたいと思います。

大まかな説明になると思うので、詳細については機会があれば投稿していきたいと思っています。


~病気と自動車運転~


自動車運転に影響を及ぼす恐れのある疾患として定められる、

   “一定の病気”

の診断を受けた方は、自動車運転を再開する際に
公安委員会に所定の意見書を提出する必要があります。

この意見書を記載するのが

    “医師”

になります。


~医療機関の役割~


一定の病気の診断を受けた方に対して、
医療機関は、自動車運転に影響がある症状があるか?
という部分を公安委員会へ報告する必要があります。

ただし!
あくまでも自動車運転について許可を出すのは…

“公安委員会”となります


医師意見書は、あくまでも参考意見という形になります。

ですが、病気などについて専門の知識を持つのは医療機関の医師やスタッフであるため、

医療機関側の評価内容は重要であると考えることができます。


では、どのように評価するのか?


医師の診断に加え、いろいろなスタッフが関り評価を進めていきます。
OTもこの部分に関わり評価を行っています。

例として、脳血管障がいの診断を受けた方の場合
身体の運動能力、言語能力、視覚・視野なども当然必要ですが…
「認知」「判断」「操作」に関わる、脳の機能の評価なども行っています。

様々な検査結果から、判断していくことになります。


~自動車学校との連携~


医療機関が行う評価の問題として…

“実際の自動車運転場面は医療機関では行えない!”


ということがあるので、自動車学校と連携して

より正確な評価を行う!


という連携が図られていることがあります。


ざっくりとした説明になりましたが、
なぜ医療機関が自動車運転のことに関わるの?


と疑問を持たれる方もいるかと思いますので、簡単に記載させてもらいました。
今後の活動の中で、より詳細の部分など記載していくことができればと思います。


本日はここまでとなります。
また、暇があるときにでも覗きに来ていただければありがたいで
す。

それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。


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