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一人ひとりの想いを打ち上げるまち。

“このマガジンでは私くろが、おもしろいと思ったモノコト、気になったモノコト、感情や行動の起点となったマイトレンドを紹介していきます。”

「花火」が根付くまちへ。

さて、9月1・2日の先週末。夏の終わりが訪れようとしているなか、最後の夏を堪能しに「花火」が深く根付く地域に行ってきました!!そう、新潟県
平成の三大花火にランクインしている「長岡花火」は全国的にも有名ですが、今回はなんと長岡ではなく小千谷市真人町若栃(おぢや市まっと町わかとち)に訪れました。

↑規模的にはこれくらいで人口100人ちょっとの集落ですが、この地域では若栃大花火大会が毎年行われて今年はなんと20周年!

このように花火生産業を営む企業がたくさんあることが、昔から「花火」の文化が根付いている理由のひとつなのだとか。
その文化の根深さは、花火大会がある日は企業や学校が公に休日になるくらい!衝撃すぎる。。

若栃大花火の特徴

今回おじゃました若栃大花火の最大の特徴は、「奉納金を払って花火を打ち上げる」こと。
私の地元・愛知県を思い返しても、花火大会といえば「企業が協賛して打ち上げている」「テーマパークが集客のために打ち上げている」ものだと思い込んでいたのですが、なんとこの地域の花火はほとんどが個人レベルで花火を打ち上げるんです。

これは番付表と言われる花火の目録。

中身はこんな感じ!もちろん企業の奉納もありますが、三号の花火だったら5000円前後で打ち上げられるみたいです!意外と安い!
さらに打ち上げる際には自分で決めた言葉を事前にアナウンスしてもらえるのです。

会場の様子は...

会場は竹で組まれてるステージがあり!ライブに合わせて踊ってるおじいちゃんがいらした!ピースフル!

地元のおばあちゃんお手製の炊き込みご飯と地元・若栃で採れた山菜のおかず!とっても美味しかった...!!

チョコケーキも一切れ100円〜と破格すぎるお値段!

そして、いよいよ本番!花火!

打ち上げ場所が近いので、1尺のサイズでこんなにおっきく空一面に!

川や海ではなく、山間の地域なので木がシルエットがはっきりして降り注いでいるように見えるのもまたよいです。

小学校の同級生同士で還暦のお祝いをする花火だったり、故人の追悼の意を込める花火だったり、これからの意気込みを宣言する花火だったり、、アナウンスを聞いて、その場にいる人の反応がリアルに感じられる。笑ったり、ちょっとうるっときたり、私は縁もゆかりもない土地だけれど知らないみんなで一緒になる花火ってこんなに素敵なんだな〜。

若栃の大花火は、嬉しいこと、悲しいこと、忘れたくないこと。
そんな一人ひとりの想いみんなで共有できる場でした。




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