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【ビジネス考察】【就活】大企業で働くコツをひとつだけ紹介

誰もが知っている会社に入ることは、自分の未来に対して納得するためのひとつの答えかもしれない。

一昔前に比べると、就職=大企業が正解。という風潮は薄れてきているように思うが、セオリーとしてはまだまだ一番手だし、多くの就活生がそこを目指している。

いいだろう。かつての私もそうだった。ただ、

特に大企業に就職活動するにあたって、どうも肝心なことを忘れてはいないだろうか、と感じる就活生が多い。

耳の穴をかっぽじって聞いて欲しい。いや、かっぽじりまくって血が出るレベルでもいい。それぐらい大事な話をしようと思う。


■そもそもリクルートとは

自分自身が経営者だとしよう。

よーし。こいつでオレは世の中を豊かにするんだ!と意気込んで会社を興し、世間に受け入れられ、おかげさまで需要が増えてきた。つまり儲かり始めた。とする。

これに対して、供給を増やす必要が出てきたのだが人手が足りない。

よしそれなら、一緒にこの活動をやってくれる人を募集しよう!


これがリクルートだ。

対して就職活動とは、このリクエストに対して、「はい!一緒にやりましょう!」と挙手した状態だと言える。


■選ばれるためには

選ばれるためには、間違いなくこのリクルートの仕組みを押さえておく必要がある。

もう一度言う。

仕組みを理解することだ。


再び、選ぶ側の立場に立って考えてみる。

「この人、オレの考えにすごく賛同してくれてるな。賛同してくれてるうえでとってもやる気に満ち溢れているな。」

「この人、オレのやりたいことに対してすごく重要なスキルや知識を持っているな。」

「この人、本当にオレのやりたいことと、オレの会社が好きなんだな。」

こんな奴と一緒に仕事がしたい。ある意味当たり前だ。


一緒にやりたいと挙手した人が、自分のやりたいこと理解していなかったり、自分のことあまり好きそうではなかったり、あるいはまったく違う人の考えにもyesと答えていたり、

私が経営者ならこういう人は選ばない。選ぶとしたら変態か、恐ろしいまでの先見性を見出せる神だ。


■就活指南書の意味を知る

就活指南書には「志望する会社のことを調べましょう」と書いてあるはずだ。

これに則って、事業領域や社長の名前や近年の経営数値を暗記するだろう。かつての私もそうだった。

指南書の言っていることは正しい。でもそれを受け止める側が、その本質を理解していない場合が、どうも多い。

「志望する会社のことを調べましょう」とは、事業主の想いを汲み取って、共感するならそれをお相手に示していきましょう。と言うことだ。

暗記テストをするわけではない。


示し合わせたようなリクルートスーツなんて着なくていい。メイクも髪型もみんな同じでなぜわざわざ埋もれようとするのか。”御社”の前の交差点で律義にコートを脱ぎ、寒さでガタガタ震えて信号待ちしている就活生を見ていると泣きそうになる。

そんなとこ人事は見ていない。


特に大企業の場合は、事業活動が大きすぎてその核心が見えにくい。だからこそ多くの就活生がこの大前提を忘れ、指南書に則った形式的な就活をしにやってくる。そしてその多くは予定調和的に落選し、去っていく。


就活は、活動する前から始まっている。

大企業に就職したいなら、それを立ち上げた人たちが何を思ってこの事業をしていて、なぜ自分も働きたいのか普段からよく考えた方がいい。

丁寧に考えなくていい。マックのポテトが大好きでこの幸せを共有したいと思うのなら、君の就活は半分成功している。それでいい。


■50社受けてダメでした。

と聞くと、そもそもよく50社も受けれるな(汗)となる。どんだけフレキシブルに経営者に共感してんだ君は。


経営者の想いに呼応しながらバイトリーダーの経験を語るなら大いに結構だ。逆にとってつけたようにバイトリーダーの経験値を語るなら「またこのネタだよ」。そうなる。

潤滑油?良いじゃないか。それがその会社の経営者にとってとても有益な特徴だったら。もうベチャベチャにしちゃえよ。それでも君はきっと合格する。


就活とは所詮、やりたいことを助けてくれる人選びだ。お父さんが日曜大工をしていて、ちょっとここを持っていてくれ。とお願いしてくるのと何ら変わらない。

軍手持ってくる奴は感謝され、ヒールを履いてくる奴は苦笑いしながら「ありがとう。やっぱいいや」と返される。


共感できる会社がひとつもないなら、大企業なんかに拘らず、自分で会社を興すか、ニッチな世界を極めようとしている企業の門をたたくのも有りだ。

真面目に考えると意外と大企業が正解でない場合も多いことに気付く。


いずれにせよ仕組みを理解したらピンクのスーツでも着て臨めばいい。完璧にマッチングして人事担当者が丸を出したら君はもう内定どころか出世する。

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