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UNISON SQUARE GARDEN「Simple Simple Anecdote」

今回のアルバム「Patrick Vegee」の中で少し異彩を放っているように見える、「Simple Simple Anecdote」という曲について、音楽知識など全くない私が思ったことを書いていきます。

短っ!

初めに聴いたとき、次の曲「101回目のプロローグ」との切れ目が分からなかったのは私だけではないでしょう。
この曲自体の短さ、次の曲との0秒繋ぎ、次の曲の組曲的な構成の3コンボがそうさせているのかなあと思った。
2:15という短い時間ではあるけれど、そこにある展開が綺麗に組み合わさっているから、一つの曲として美しくまとまっているし、むしろ短いことで「もっと聴かせて!」と欲しがる気持ちが生まれてきちゃう。
シンプルに、イントロなし、間奏なし、楽器ソロパートなしって凄いな。斎藤さんの歌声の華やかさが凄く映える。

突然殴られる展開

展開としては、1A→1B→1サビ→2A→2B→落ちサビ→ラスサビで合ってるでしょうか。
この落ちサビが、間奏なしでズドーンと入ってくるのが堪らなく好きだ。
1A〜2Bまでの馴染みのある展開でノーガードにされた私たちの耳に、突然叩き込まれる斎藤さんの声!気持ちいい……

誰にもわかんないことを解き明かしても
誰にもわかんないまんまでいいのかも

田淵さんらしいひねくれ歌詞。
ちなみにこの落ちサビの歌い方の中で特に1番好きなのは「一人ぼっちかも」の「かも」です。語尾の上げ方が最高に気持ちいい……

おまけ

こういうシンプルで飾らない構成のときにこそ、私は貴雄さんのドラムへの期待感が大きくなる。
なぜかというと、「斎藤の歌を邪魔しないように」みたいなことをインタビューで言っていた「春が来てぼくら」のドラムが個人的にめちゃくちゃ好きだからだ。
今ツアーの「君はともだち」も同じ。(ユニゾンにしては)テンポ遅めかつ同期の華やかな音と斎藤さんの歌メインの曲のドラムが本当に最高だと思う。
ライブでどんな叩き方をしてくれるのか楽しみで仕方ない。

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