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長く「幸せ」を維持する方法

お金も名誉もある人が自殺してしまうという話を耳にすると
なんで?と思いませんか。
でもこれは実際に珍しい話でもなく日常的によくある話だそうです。

一般人からすると地位も名誉もお金もあって
何不自由ない生活を送っていそうなのになんでよ?
って思いますよね。

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成功者とされる人の自殺にまで追い込んでしまう強い苦悩って
一体何なんでしょう?
お金持ちになっても幸せになれないとすれば
どうしたらいいんでしょうか?


精神科の先生は
ズバリ!

「お金持ちになっても幸せになれない」と結論づけています。

理由はいくつかあるのですが
その一つに
「幸せとは成長の過程で感じられるもの」だからというものです。


RPGゲームで成長していく過程であったり
プラモデルで完成させるまでの工程、その瞬間が幸せなんですって。

つまりゴールしてしまうと一度は幸せになるけど
その幸福感は長く続かないのだそう。
これは1億円だろうが100億円だろが金額の大小にかかわらず
人間の脳ミソがそういう設計になっているらしいです。

脳科学的に説明すると
幸せを感じる時は「ドーパミン」という幸福の一種を感じる脳内物質が出ます。だけど「ドーパミン」による幸福感は長続きしないんですって。
だから大金を得ても、次に次にってどんどん欲してしまうってわけ。
つまりは際限なく欲求を求めてしまうんですね。


スポーツでも優勝して燃え尽きてモチベーションが下がったり
ゲームもクリアしてもう用済みになったりすることと同じ。
脳ミソってやつは
どんどん幸福感を与え続けないと幸福感は味わえなくなるそうです。

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そして幸福感を味わえなくなると
今度は絶望感が襲ってきて破滅してしまうという仕組み。

だからといって
じゃあ大金を手にしたら不幸になるの?
目標に到達したら不幸になるの?

って話ではありません。


何かを達成したとき
モチベーションが下がったときは
今度は別の目標を設定すれば良いそうです。

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新しいことにチャレンジする。
そうすることで幸せ感が継続できるようになるそうです。
それが結果的に成功した事を維持することに繋がっていくのですね。


そしてもう一つ

長く幸せを継続できる方法が存在します。

それは
「人に親切にする」ことだそうです。

「はぁ?」ってなるかも知れませんが
これを脳科学的に見て見ると
人に優しくすることで脳内から「オキシトシン」という物質が分泌され
これが長く続く幸福感のもとになるのだそうです。


オキシトシンとはアドレナリンのような瞬発的な脳内物質と違い
長く継続する性質があるためオキシトシンが分泌されると心拍数が下がり多幸感が味わえることが解っています。

つまり
人に親切にすることで
飽きずに「幸せ」を感じられる脳内物質が出るという事。

話はちょっと逸れますがこの「オキシトシン」ってやつは
幸せ感を感じられるだけでなく
ストレスの軽減、不安恐怖の減少、学習意欲と記憶力向上、感染症予防
アンチエイジングなど数々の効果が期待され

「幸せホルモン」「恋愛ホルモン」「信頼ホルモン」
「思いやりホルモン」「癒しホルモン」
他、どんだけ呼び名あんねん!ってほど数々の異名を持つ神秘の脳内物質とも呼ばれ注目されています。


これらの効果を知ってか知らずか
お金持ちの方々が社会貢献や奉仕活動のような人助けをしている割合が多いのも自分の成功を維持するための無意識の行動なのかも知れません。

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一般的な側面から見るとお金があるから社会貢献や寄付ができるんでしょ。
と思われている人が多いと思いますが
別の側面から見れば
幸せを感じることができるから
自分の存在意義を感じることができるから
と自分のためにやっている事が
結果的に社会貢献になっているという人は多いです。


「人助けをしたいから社会貢献する」
「自分が気持ちいいから社会貢献する」

鶏と卵のたとえ話がありますが、

人に親切にしたら幸せ感がアップするっていいですよね。

自殺してしまうより全然いいです。


得たものを守ろうとすればするほど破滅して
得たものを分配するほど幸せになるって何とも皮肉な話…。


ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。