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何を話すのが良い?エンジニアの1on1と効果

皆さんは仕事で「1on1」はやっていますでしょうか?

Yahooなどを筆頭に、日系企業でも1on1の文化が広まっている感覚はあります。
自分自身の経験を振り返ってみても前職でも多い時は隔週でやっていましたし、現職でも継続的に行われています。

1on1とは:組織運営の向上を目指し、最大限の潜在力を引き出す目的で部下のために行う面談のこと。


前職でも現職でもエンジニアに関わることが多く(なんなら前職はエンジニアをしていました)、今回は「エンジニアの1on1」をテーマに少し調べてみました。

1on1で話すことがない?

1on1は「部下のための時間」というのはありますが、とは言えアジェンダ・決まった題目がないと話しにくいのは確かです。

自分は「仕事のここどうなっているんですか?」とか「同僚大丈夫ですかね」「この課題どうですかね」みたいなことをつらつら話していたので、そこまで話すのに困ることはありませんでした()
同僚は意外と「話すことがない」「雑談をして10分で終わった」みたいなケースを結構聞きました。

上司との信頼関係や個々人の仕事でのコンディション・取り組み方などはあるとは言え、「話すことがない」は1on1の目的を鑑みると少し寂しいですよね。

こちらの記事では、間接マネジメントが1on1する中で直面した「特に話したいことはありません。」を解決した話について。

「話したいこと、相談したいこと、困っていることはありますか」と質問し、メンバーが話したいことを優先していたものの
間接マネジメントの立場に筆者がなったことで、メンバーが何を話していいか分からなくなったとのこと。

・1on1の目的を文書化する
→ (LIFULL社が大切にしている考えである)仕事、志事、私事の状況を理解することには意味があり目的がある目的を明確にすることで、「話してもいい」という共通理解を作る

・1on1の使い方を文書化する
→ 1on1の活用事例(質問例など)を社内ブログに掲載し、個々人が自由に考えて話すべきことを考えやすくする工夫を行う

上記実践の結果、話題のバリエーションが広がるという成果があったようです。

こちらの記事では、1on1で下記のフォーマットを用意しているとのこと。

あくまでもフォーマットは用意するけど、話す主役は「メンバー」。
メンバーが話しやすくするための場の作り方という点では参考になりそうですね。

* よかったこと・なにか
* タスクについて
* 気になっていること


こちらの記事では1on1でやることとして、

* OKRの確認とすりあわせ
* Will / Can / Mustの確認
* メンバーの状況確認

を挙げています。
キャリア形成、目標達成にコミットする意味合いが大きいのもありなのですね。

1on1の効果

上記で「1on1」の話す内容について取り上げましたが、果たしてめぼしい効果が個人や組織にあるのでしょうか?

こちらの記事ではメンバーから1on1のテーマを設定してもらう形で運用。

その結果、下記のような効果がもたらされたようです。

・リモートワーク環境下で普段よりも共有や背景説明が薄くなりがちなのを、1on1で早期に情報共有の不足を検知することで、素早くフォローできるように
・実務的な支援だけでなく雑談を含めたコミュニケーションによる関係性の向上
・チームの改善意欲の向上、リーダーシップの向上。それに伴い生産性の向上などエンジニアリングにも良い営業が見られた
・1on1がリーダーの内省の機会になり、リーダーの成長にもつながる

もちろん目的ありきで導入しても、運用する中で改善・効果検証を繰り返すのは重要です。

1on1は導入して終わりではないのを実感しますね。

初めからすぐ効果が出るという訳ではありませんが、個人や組織にとって1on1は必要なものとなってきています。

エンジニア・エンジニア組織にとっても必要なことを、やり方・1on1の効果などについて見る中で改めて感じました。


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