メンズストリッパー対話コラム②ハナゾノ兎リ編(試し読み)
あろはろは!
メンズストリップダンサーの朱雀ガラティアです☆
前回、初のゲストをお迎えしての対話コラムをお送りしました。
今回は第2段として、ジェンダーレスモデルとしても活躍中の後輩メンズストリッパー、ハナゾノ兎リくんと対話してきましたよ!
予想外に壮大でいい話になってしまった今回の対談。
兎リファンのみならず、"自分自身に悩んでいる方"全てに読んでいただきたいコラムです!
※こちらは試し読み記事です。
完全版はコチラ(有料記事)
ハナゾノ兎リ(左)
ハナゾノ兎リの昔と今
"氷しか食べなかった"幼少時代
朱雀「こんにちはー!今日はよろしくね!」
ハナゾノ兎リ(以下兎リ)「おねがいしまぁす♪」
朱雀「じゃあまず、プロフィールを教えてください!」
兎リ「ハナゾノ兎リ(はなぞのうり)、年齢27歳、」
朱雀「年齢、言っていいの?(笑)」
兎リ「え、うん全然OK。ゲイの受、職業モデル・ストリッパー・メイド…をやってます!」
朱雀「そっか、最近メイドカフェでも働いてるもんね!さすがジェンダーレス!」
兎リ「(笑)」
朱雀「兎リちゃんってうちにもよく出てくれてるから色々知ってるけど、かなりブッ飛んでるよね(笑)。幼少期はどんな子どもだったの?」
兎リ「幼稚園〜小学校低学年ぐらいまで、氷しか食べてませんでした」
朱雀「へっ!?氷!?」
兎リ「うん。昔はすごく人見知りで、人から見られることも怖かったんだけど、中でも何か食べてるところを見られるのが嫌で」
朱雀「えっ……」
兎リ「食べてる時間って、人がいちばん無防備で油断してる瞬間じゃないですか」
朱雀「そうだけど…」
兎リ「氷舐めてるぐらいなら無防備にならないから、ずっと氷ばっかり摂取して」
朱雀「無防備…って、サバンナの草食動物じゃないんだから!(笑)健康的には大丈夫だったの?」
兎リ「痩せてはいたけど、健康に問題はなかったです」
朱雀「すごいね!摂ってるものが要するに水だけってことでしょ?」
兎リ「そうですね〜水だけ」
朱雀「………(絶句)」
変わったきっかけは1冊のギャル漫画から
朱雀「…そんな驚愕の過去を持つ兎リちゃんですが(笑)」
兎リ「恐れ入ります」
朱雀「あれ、待って、人に見られるのが怖かった兎リちゃんは、今は人前に出る仕事をしてるよね。何か心境の変化があったの?」
兎リ「小学3年のときにあるギャル漫画に出会って、衝撃と憧れを抱いたんですね。それで"ギャルになろう!"って決めて」
朱雀「ギャル?」
兎リ「そう、オシャレで強くてカッコいいの。その年の夏休みにギャルっぽい服を買ってギャルデビュー。人とも積極的に話すようにして。はじめは慣れなかったけど、だんだん喋れるようになってきて友達もできて、自分に自信も持てて」
朱雀「ギャル漫画が人生を変えたんだね」
兎リ「うん。そこが1番大きかったかな」
朱雀「今でもギャルマインドは心の支えになってる?」
兎リ「はい。今でも時々、当時のギャル漫画読み返したりしてる!」
ハナゾノ兎リの思うファッションとは
朱雀「では次は、ファッションとセクシャリティについて思うことを教えてください!」
兎リ「ファッションにおいて、男性らしさ・女性らしさはあまり意識したことがなくて、ただ着たいものを着てる、って感じ」
朱雀「"今日は男性的だね"とか"今日は女性っぽいね"ってよく言われたりしてるけど、それについては?」
兎リ「そういう考えもあるんだな、ってだけ。服はその日の気分で決めるけど、今日は男性的でいくか女性的でいくか、っていうのは"今日何食べようかな?"ぐらい些細で気軽なものっていうか」
朱雀「なるほど。ちなみに兎リちゃんは"メンズストリッパー"として活動してるわけだけど、男性でいたい、とか女性になりたい、とかは特にないのかな?」
兎リ「性転換をしようとは思ったことはなくて、自分は自分の好きなものに忠実でいたいだけ。ただ、やっぱりメンズストリッパーとして活動してる中で、中性的な見た目の自分がそれを名乗っていいのかなって思うことはある」
朱雀「意外とそういう葛藤はあるのね!」
兎リ「これはずっと前から定期的に思ってる」
朱雀「自分の中の課題ってことかぁ。兎リちゃんも悩むことってあるんだね!」
兎リ「あるよ!人間ですから!!(笑)」
メンズストリップが自分を変えた
ギャル漫画の次に人生を変えたモノ
朱雀「確か兎リちゃんはスカウトされたんだったね。ストリッパーをやっていこうと決意したきっかけは?」
兎リ「単純に、自分が知らない世界だったから楽しそうだなって思ったし、自分の成長につながるなら、って考て」
朱雀「どんな成長?」
兎リ「実は昔から人に肌を見せることが嫌で。夏でも長袖、みたいな」
朱雀「それはコンプレックスで?」
兎リ「素肌に自信がなくて。だから以前は顔白塗りにして街歩いたり(笑)」
朱雀「やっぱりブッ飛んでますね(笑)」
兎リ「でもこの世界に入ったらやらなきゃいけない。そんな環境に身を置いたら、自分の気持ちも変わっていくかなって」
朱雀「なるほど!」
兎リ「現に変わったし、肌を見せることに抵抗がなくなった。その結果、着れる服も増えてよりオシャレを楽しめるようになったから、やってよかったと思います!」
朱雀「よかったー!じゃあ、メンズストリップはハナゾノ兎リの人生を、ギャル漫画の次に変えたってことになりますね。(笑)」
兎リ「次にね(笑)」
メンストはつらいよ!モデルならではの悩み
朱雀「いざ、メンズストリップを始めて苦労したことはある?」
兎リ「そもそもダンス経験がなくて、やっていたことといえばモデルだけ。被写体は、表情を作るのがシャッターの瞬間だけだけど、ショーだと5〜10分間ずっと演じきらなきゃいけない。いわば全ての所作が"作品"になってしまう」
朱雀「うんうん」
兎リ「ちょっとした目線の配り方だったり、指の動きだったり、歩き方だったり…その時間は全てに神経を費やさなきゃいけない」
朱雀「そうだね」
兎リ「慣れるまではそれが1番大変だったかな。ショータイム後には身体も心も疲れきってた」
ハナゾノ兎リが伝えたいこと
伝道師として
朱雀「では、ハナゾノ兎リ個人としての今後の野望はありますか?」
兎リ「野望は、これはずっと変わらない野望なんですけど、オシャレの楽しさを伝えたいっていうのがあって」
朱雀「おお」
兎リ「オシャレって気分を高めてくれるし、もっともっと自由に楽しんでほしいなって思う」
朱雀「素敵!」
兎リ「たまにDMとかで、"自分に自信がなくてオシャレが楽しめません"っていう相談とかが届いたりしてて…」
朱雀「相談とか来るんだ!自分だったら"好きな格好ができない?すればいいじゃん!"とかって返しちゃいそう(笑)」
兎リ「(笑)。でも、自信を持つことって、どんな言葉をかけてもらっても、結局は自分自身が動かなきゃ変わらないことだから…」
朱雀「確かに」
兎リ「だからこそ、動くきっかけの一つとして僕を見せて、"好きな服を着てオシャレしたらこんなに楽しいんだよ!"ってことを伝えていきたいな」
朱雀「"君もはやくやったほうがいいよ。"ってね」
兎リ「そのためにも、今後も色々な場所に出たり作品づくりをしたり、活動の場を広げていきたいです!」
朱雀「いい話や」
兎リ「自分は今年27歳で、今までは"性別にとらわれないファッション"を叫んできたけど、これからは"年齢にもとらわれないファッション"を伝えていけたらいいなぁ」
朱雀「じゃあ、愛とファッションと性の伝道師として頑張っていただいて…」
兎リ「最後おかしくない!?」
0.1ミリでも興味があれば…
朱雀「終わりに、まだメンズストリップを見たことのない方に向けて一言お願いします!」
兎リ「ちょっとでも、0.1ミリでも興味を持っていたら観にきてほしいな。実際に目の前で体感しないと分からない世界ってあるから。ちょっとでも興味があったら、ぜひ来てください!」
朱雀「はいっ。……あ、ごめん、もう1個最後に。お互い、今思い浮かんだ下ネタの単語を同時に言いましょう。被ったらアウトね」
兎リ「えぇっ!?なにそれ??ちょ、ちょっと待っ…」
朱雀「ハイ、せーの!」
(同時に)
朱雀「睾丸」
兎リ「おちんちんびろーん」
朱雀「ありがとうございました。(笑)」
おわりに
"性別にも年齢にもとらわれないファッションの自由性を伝えていきたい"…
ハナゾノ兎リがメンズストリッパーになることを選んだのは、服を脱ぐことによって服を着る楽しさを表現したいということの裏返しなのかもしれませんね。服だけに。
↑イイこと言ってる風ですが、自分でも意味がわかりません。
今後もハナゾノ兎リそのものの活動はもちろん、バージョンアップしたショータイムの所作や衣装に注目!!
ハナゾノ兎リ(モデル・メンズストリッパー)
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