メンズストリッパー対話コラム①ヨーセー編(試し読み)

あろはろは！
メンズストリップダンサーの朱雀ガラティアです☆

今回は、このnoteに初めてゲストを呼んじゃいます(≧∀≦)

同じメンズストリッパー・ポールダンサーであり、
ショーイベント「Boys' Garden」(以下ボイガ)の共同主催をしてくれているヨーセーちゃんです！

ど〜も〜〜ヨーセーです。

今回は彼と、メンズストリップのあれこれについて対話形式でお話していこうと思います！

※こちらは試し読み記事です。

完全版はコチラ(有料記事)

遅咲きの狂い咲きダンサー

マゾヒスティックなポールダンス界の羽◯結弦

朱雀(以下朱)「今日はよろしくお願いします！」

ヨーセー(以下ヨ)「よろしくお願いいたします。」

朱「ではまず、プロフィールを教えてください。」

ヨ「身長が164cm、チン長が…」

朱「あ、そういうのいらないです。」

ヨ「違うの？えっと、セクシャリティはゲイで、ポジションは受で、サディスティックよりはマゾヒスティック。ポールダンスを6年半ほどやっております！」

朱「メンズのポールダンサーって珍しいよね？」

ヨ「そうですね。ポールダンスってセクシーな要素が強いので、どうしても女性が多い。女性8:男性2ぐらいかな。男性は増えてきてはいるんだけど、まだまだ少ないです。」

朱「セクシーなパフォーマンスってことは、今やっていることにも結びついてたりする？」

ヨ「それが…自分はもともと"ポールはエロじゃない！"ってスタンスでやってきてて、昔は自己紹介で"ポール界の羽生◯弦です"って…」

朱「ここ、炎上しそうなのでカットしておきますね。」

ヨ「カットしないで！とにかく、お耽美でアーティスティックなショーばかりやっていたんだけど…正直、稼ぎたいじゃない？」

朱「（笑）」

ヨ「なので最近になってようやくエロ強め！って感じのショーをやるようになりました。遅咲きですけれども。」

朱「まぁ、遅咲きの狂い咲きって言うしね。」

出会いのきっかけ

ポシャッた企画以降、仲良しに

朱「そもそもうちらの出会いのきっかけって覚えてる？」

ヨ「それはもう、はっきりと。」

朱「お、じゃあそれについて美化したエピソードを…」

ヨ「"微"化？」

朱「いや…」

ヨ「4〜5年前、自分はポールダンサー、朱雀はDJとして活動してて、お互い存在だけは知ってたんだよね。」

朱「うん、話したことはなかったけど。」

ヨ「ある時、知り合いに誘われて新宿2丁目のクラブイベントにポールダンサーで出演することになったんだけど、そこのオーガナイザーの1人が朱雀だったの。」

朱「そこで初めてちゃんと喋ったんだよね。」

ヨ「気付けばそれ以降も毎回出演しててレギュラーキャストの扱いになってて。まぁ私、客呼べてたんで(ドヤ顔)」

朱「そうですね（笑）」

ヨ「しばらく経ったころ、自分がイラスト描けることを知った朱雀にお茶に誘われて。グッズを作りたいって話を持ちかけられたんだよね。」

朱「結局実現しなかったけどね（笑）自分がイメージしてた画風と違ったから（笑）」

ヨ「（笑）。でもそこから、プライベートでもちょくちょく会うようになって。今では週2〜3で会う仲になりましたね。」

朱「一緒に旅行行ったりね。」

ヨ「今日もこうして会っちゃってるし…」

朱「なんで嫌そうなの！！」

完全新人がキャストたちのまとめ役になるまで

初めて観たストリップの感想は「できないな」

朱「そんな仲良しになった矢先、既にストリッパーだった自分にストリップに誘われたのがこの世界に入るきっかけだったと思うんだけど、正直最初どう思った？」

ヨ「そうだねー、まず当時の朱雀はとてもお金なかったんです。」

朱「！？なんの暴露！？」

ヨ「飲みや遊びに誘っても、お金を理由に断られるみたいな。でもしばらくしてなんか変わって、そういうのがなくなってきたんだよね。」

朱「ストリッパーとして稼げるようになってきたからね。」

ヨ「どうしたんだろう？と思っていたら、急に"一回ショー観にきてよ"って誘われて。それで、初めてステージを観に行ったときに、語彙力がなくなって"エロい…"って感想しか出てこなくなった。」

朱「そこですかさず自分が"やってみない？"って畳みかけて。」

ヨ「最初聞いたときは"できないな"って思った。ポールダンスでもエロいショーはやってなかったし。」

朱「恥ずかしさもあった？」

ヨ「もちろんあったし、世間体も（笑）」

朱「まぁ、普通はそう思うよね（笑）」

ヨ「でもね、そのあとチップタイムになって、あられもない姿のキャストが至近距離で近づいてお客さんにチップを入れられてる様子を見たとき、直感で"これは絶対バズる！"と。」

朱「ヨーセーの直感は当たるからね（笑）」

ヨ「そう、当たるのよ！でも観て初日だったし、一回考えさせてってことでその日はとりあえず帰ったの。」

朱「うんうん。」

ヨ「ただ、自分はなんでも飛び込んでみる性格で。ポールダンスもそうだし、昔親に"なんでもいいからバイトしなさい"って言われて2丁目のゲイバーでバイトしてみたり。」

朱「なぜそこ（笑）」

ヨ「とりあえず飛び込もうって気持ちが強いの。数日考えていたんだけど、覚悟を決めて"ストリップの世界にも飛び込んでみよう！"って思った。」

朱「一度やってみて、違ったらやめればいいしね。」

ヨ「そう！やってみないと見えない世界ってあるから。」

朱「いざやってみるとどうだった？」

ヨ「お客様が最高に良かった！」

朱「おお！」

ヨ「あとは、チェキが増える衣装は？とかお客様が飽きないようなパフォーマンスは？とか考えながら衣装買ったり練習したりするのが楽しかった。」

朱「じゃあ、その過程でだいぶ成長したんじゃない？」

ヨ「うん、この期間で自分はアマチュアからセミプロになったなって実感することができたよ。」

朱「もうプロよ。」

ヨ「でもさすがに、イベントの幹部をやるまでの想像はつきませんでしたけれどもね！」

先輩パフォーマーとして

朱「今はすっかり後輩ストリッパーたちをまとめる立場だもんね。ヨーセーから見て彼らってどう？」

ヨ「そうねぇ、今の子たちの多くは自分が呼んだ子なのよ。」

朱「名スカウトマンじゃん（笑）」

ヨ「そうなの。やっぱりその子たちには活躍もしてほしいし有名になってほしい。だからできる限りの応援はしますよ。」

朱「いいね。」

ヨ「あと自分が見つけてくる子たちって、必ず人気キャストになるんだよね。」

朱「さすがブレない直感センサー。」

ヨ「今日も未来の大スターを探して奔走中です！」

朱「逆に、彼らに対して直してほしいところとか、言いたいことはある？」

ヨ「そうだなー、まずは身体鍛えようか（笑）」

朱「そこ大事だね（笑）商売道具だからね。」

ヨ「そうそう。財産・資本なのよ。そこは磨き続けなくちゃ。」

朱「あとは？」

ヨ「"安易に身体は晒すな"ってことかな。せっかく皆様から高い入場料とおひねりをいただいて見せている身体も、SNSとかで無料でポンポン出したら安っぽくなっちゃう。資本は大事にしなきゃですよ。」

朱「わかりました。では今度、ヨーセー先生にスパルタSNS講座を開いていただきましょう。（笑）」

どうなる？これからのメンズストリップ

多忙な裏方業務！徐々に酒も進んでいき…

朱「今までボイガをやってきて大変だったことってある？」

ヨ「幹部ってそれぞれ役割が決まってて、自分は事務全般・キャスティング・会場との連携などの裏方作業がメイン。キャスティングから言うと、お客様を飽きさせないように毎回異なるキャストをブッキングするのが大変。」

朱「一時LINEの通知すごいことになってたもんね（笑）」

ヨ「1回で10人弱のキャストをブッキング、それを月2回。いろんな人と同時進行で話さなきゃいけないし返事は迅速にしなきゃいけないから、朝の満員電車でもキャスティングの連絡を取り続けたり。」

朱「ひぃ。お疲れ様。じゃあ今までのボイガで印象に残ったことなどは？」

ヨ「う〜ん…」

朱「事件とか。」

ヨ「事件…私が関わったイベントで事件起きたことはないので！」

朱「そうなの？」

ヨ「平和だもの！私はこのイベントの菩薩(ぼさつ)よ！」

朱「ボサっとしてツッ立ってるの？」

ヨ「救世(ぐぜ)よ！」

朱「グデングデンでゼーゼーなの？」

ヨ「いえ違いますね。だから！大して問題はないっすよ。」

朱「じゃあいいことしかないと？」

ヨ「ほんとそう！店長さんはいい人だし、お客様からはイベント好評だし、もう最高！」

朱「ほんとに？」

ヨ「ええ！いま私ね、酒を15〜6杯ぐらい飲んでるんですけども」

朱「飲みすぎだよ」

ヨ「酒飲んでると本音出ちゃうじゃないですか。だからいま言ってること全部本音なんですよ！(クダを巻き始める)」

朱「じゃあ朱雀ちゃんのこと好き？」

ヨ「うん、好き。」

朱「やったぁ（笑）」

まだ見ぬあなたへ

朱「では最後に、まだメンズストリップを観たことのない方々へ一言！」

ヨ「(酩酊で)全国の皆さん、わたくしたちは、大変セクシーなパフォーマンスをやっています。…全国の皆さん、観たほうがいいと思う！…全国の皆さん、わたくしは自信を持ってオススメいたします。…全国の皆さん、…以上、ありがとうございます。」

朱「…結果、深いことは何一つ言えませんでしたね。」

ヨ「不快なことは言いましたね。」

朱「お後がよろしいようで。」

朱&ヨ「ありがとうございました〜！！」

おわりに

いかがでしたでしょうか？

初のゲストを迎えてのメンズストリップ談議。

今回は、大親友のヨーセーちゃんをお呼びしましたが、話は逸れまくるし酔っ払ってるしで、大変苦労したのでもうしばらくは呼びません。（笑）

とはいいつつ、常に一緒にいるようなもんなので、朱雀に会いに来たらヨーセーが、ヨーセーに会いに来たら朱雀がもれなくついてきます。

クセになること間違いなし⁉︎のハッピーセットをぜひ一度拝みにきてね！

ヨーセー(ポールダンサー・メンズストリッパー)

Twitter:@morino_fairy

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