自分の手でつくる理由がここ5年で変わった話
私には暮らし方、考え方、働き方に憧れを抱き、目指すロールモデルにしたい人が何人かいます。
その1人が小川奈緒さん。
今日は、奈緒さんの去年の12月に発売になったすこやかなほうへ-今とこれからの暮らし方というエッセイを読んで自分の中の料理に対する価値観の変化に気付いた話。
料理に対する価値観の変化
私は、一人暮らしの経験がなく結婚までほとんど料理をしてきませんでした。
そのため、慣れない料理に悪戦苦闘しながらも働きながら毎日仕事に持っていくお弁当と夕食を作っていました。
その時のことを振り返ると、料理をしていた理由は単純に外食はお金がかかるからだったと思います。
それから子どもを授かり、子どもにもご飯を作るようになってから、添加物や化学調味料、おやつに入っている砂糖などに気をかけるようになり、料理をする理由は子どもに安全なものを食べさせたいからに変化しました。
それから数年。子どもを保育園に預け、私は仕事をするようになり、休日は疲れているから楽をしたいという理由で外食することも少し増えました。
でも、妥協という理由で外食をした時の満たされなさやガッカリした気持ちには目を瞑ることができなくなってきたのです。
奈緒さんのエッセイの中で『メルボルン たとえば、こんな歩きかた』という本のこんな素敵なフレーズが紹介されていました。
自分で料理をつくるという理由は、変化してきましたが、私が大事にしたかった価値観はこれだ!というビビビっとした感覚がありました。
自分を労わる声をかけるとしたら、「疲れている時もたまにはあるよ。そんな時は、たまには外食や買ってきたお惣菜でもいいんじゃない?」という言葉よりも、「よし、夕食を作ろうと思えないほど、疲れるような働き方は見直した方がいいんじゃない?」の方がしっくりくる。
料理をしたくない。めんどくさい。
正直こんなふうに思うことはあります。
でも、本当の気持ちは、食事は健康の基本であり、元気の源だからこそなによりも大事にしたい。
手作りで得られる幸せ
買ってきたご飯では楽を得られるかもしれないけれど、美味しさ、幸せを得ることは難しい。
昨日、我が家の夕食のミートソースドリアにかけるホワイトソースをスーパーで買って帰るか、手作りするかで悩んだあげく手作りするとにしました。
それが想像以上にうまくできて、とっても幸せな気持ちになれたんです。
そんな気持ちを大切にしたい。
息子も夫も美味しい美味しいと言ってたくさん食べてくれて、やっぱり家族が食べるご飯は自分でつくりたいと強く感じました。
それが私の喜びや幸せにも繋がるから。
私の自分の手でつくる理由が奈緒さんに一歩近づけたような気がしてとても嬉しくなりました。
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