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何事もスモールステップで自分のできることからすればいい

子どもの成長。過ぎ去ってみれば早いと感じたり、いつの間にかできるようになっているものですが、その過程にいると先が見えないこともありますよね。

何をするにもお世話が必要だった赤ちゃんが、排泄、食事、挨拶、お手伝いとできることがどんどん増えていきます。

すぐにできるようになる子もいれば、時間がかかる子も当然います。

息子は割と器用な方で何をするにも習得が早かったのですか、1番苦手としていたのは、知っている人以外の人とのコミュニケーション。

保育園の先生に慣れるまでにもすごく時間がかかりました。

「笑っているお顔をまだ見れていないんです」という先生の言葉にとても心配になったものです。

普段よく遊んでいるお友達にさえ、バイバイができず、私が代わりにバイバイしていました。

そんな息子が最近少しずつコミュニケーションを取ろうとする様子が見られるようになってきたのです。

保育園の先生には、「お休みの日に何をして遊んだかもたくさん教えてくれるようになりました」と言ってもらって一安心。

少しずつスモールステップでコミュニケーションをとる人が増えたり、コミュニケーションの量も増えていきました。

一番最初に心を開いたのは、ごみ収集車でごみを回収してくれるお兄さん。

満面の笑顔で手を振る息子にお兄さんも全力で応えてくれました。

次は、パン屋のおっちゃん。

扉を閉めた後に恥ずかしそうに手を振る息子にちゃんと気付いて手を振り返してくれました。

そして、保育園の駐車場の案内をしてくれるおっちゃん。

ずっとバイバイと手を振るだけだったけれど、なんと昨日は「さよなら」が言えました。

初めから挨拶ができなくても、最初は無言で、手を振るという自分ができることから始めたらいいんですよね。

保育園のお友達、先生、近所の人にもご挨拶ができるようになり、その度に今まで恥ずかしくて言えなかったことを知っている人は「バイバイしてくれた!嬉しい!ありがとう」と言ってくれます。

スモールステップだったからこそ、初めからできていたら味わえなかった成功体験や自信にも繋がっていると感じています。

何事も早くできることが全てではないし、できないことは恥ずかしいことではない。

自分のペースでスモールステップで前に進んでいけたらいいなと息子の成長した姿を見て感じたのでした。

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