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損得勘定を持った時はSOSサイン

私ばっかり…女ばっかり…とモヤモヤしてしまうことってありませんか?

私は、特に長男、次男ともに産後と復職直後に損得勘定の思考に陥りやすかったと思います。

でも、子どもができる前にはほとんど損得勘定で発言したり行動するようなことはなかったはず。

損得勘定になってしまう理由について考えたことをつらつらと書いてみたいと思います。

損得勘定になる原因のひとつ目は、人としての必要最低限の欲求さえ満たせていないこと。

産後に、比較するつもりなく夫が発した「今日も疲れたー」の言葉に、ずっと家にいる私は楽をしていると言いたいのか?とモヤモヤしてしまったり、何も考えずに夫が発した「眠いなー」の言葉に、3時間以上連続で寝れない私に向かってなぜ、平気でそんなことが言えるのか、といちいちイライラしていました。(夫に悪気は一切ない)

そのほかにも、夫がゆっくりご飯を食べたり、ゆっくりトイレに行くなどの何も悪いことはしていない普通のことをしているだけで、ゆっくり自分のペースで生活できていいよねと思ってしまう自分がいたのです。

常に、寝たい、食べたい、トイレに行きたいという必要最低限の欲求さえ、満たされない自分の精神状態は、産後のホルモンバランスの乱れと相まって、最悪の状態だったのだと思います。

実際、昼夜ともに1時間以上まとまって寝てくれなかった長男との生活よりも、よく寝てくれる次男との今の生活は、心のゆとりも思考回路も全く違うことに気づきます。

損得勘定になる原因のふたつ目は、承認欲求を満たせないこと。

復職後に思っていたことは、体調を崩した息子の看病をするために休んで謝るたびに、なぜ私ばかり謝らなければいけないのか。

「時短だから、1人としてはカウントできないんよねー」と上司に言われ、なぜ私ばかりこんな窮屈な思いをしなければいけないのか。

怒りの矛先は、またもや夫に向いていました。

これは、必要最低限の欲求とはまた異なる承認欲求が満たされないことからくる損得勘定。

独身の時には、自分が体調不良で休めば、自分の体調管理不足だなと反省して、素直に謝れていたけれど、子どもの体調不良であれば、仕方ないし、誰も悪くないのです。

しかし、夫が休めば夫の会社、私が休めば私の会社に穴を空けることには変わりない。

会社側からすれば、いつ休むか分からず、時短で帰っていく社員は、1人としてカウントできないのも当然なんですよね。

そして、1番辛かったのが、子どもがママと離れる寂しさや不安をばんばん伝えてくること。

1人としてもカウントできない仕事のために、子どもを泣かせている毎日に、頑張ってもどこにも認めて貰えていないように感じたのです。

そんな時に、またもや目についてしまうのが夫。

可愛い子どもとも生活ができて、自由に仕事もできる。そして、夫は育児にも家事にも協力的だったので、やっていること全てを認めてもらえる。

もちろん、私も助かっていたのですが、頑張ったら頑張った分だけ、いい旦那さん!いいパパ!仕事のできる人!と評価されていることが羨ましかったのでしょう。

色々模索する中で副業を始めてからは、損得勘定を持つことも減りました。

自分のやりたい仕事で、認めてもらえて、感謝されることを見つけたのです。

本業の仕事で認めてもらえなくても、認めてもらえる場所を見つけ、子どもも楽しく保育園に行けるようになってから、損得勘定は消えました。

今、しんどくて、なんで私ばっかり…と考えてしまう人がいたら、それはあなたから出ているSOSサインかもしれません。

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